追放された最強呪術師はダンジョン美少女受肉おじさん
十凪高志
第1話 迷宮の黒鬼
百万のチャンネル登録者を持つインフルエンサーだ。
ただ、彼女の配信はゲーム実況やペット、美容などではない。
ダンジョン攻略配信というものである。
ダンジョン。
10年前にこの世界に突如現れた、まるでゲームや漫画ラノベに出てくるような、魔物の出る巨大地下迷宮。それが全国各地に現れたのだ。
世界は、人々は混乱した。
幸いに、モンスターは基本、ダンジョンから出ることは無かったが……しかしダンジョンの存在によって、世界は確かに変わっていった。
ダンジョンに入ることで発生する、ダンジョンステータス、ダンジョンスキルと呼ばれる異能の力の発現。
モンスターの存在。
ダンジョンからとれる様々な資源、それを巡る事件、政治闘争。
その激変の時代を経て、世界はとりあえずの安定を迎えた。
そして――ダンジョン探索を生業、あるいは趣味として行う者たちが現れる。
その中に、ダンジョン攻略の光景を配信する者たちも現れ、人気を博するようになった。
可憐もそんな配信者の一人であり、実力者だ。
探索者ランクはA級。
仲間たちと共に、ダンジョンの下層を攻略しているとき――それは起きた。
イレギュラーモンスター。
本来はいるはずのない、強力な深層のモンスター、【スパイラルオーガ】の襲来だ。
「な、なんで……!」
可憐は恐怖する。
前衛の仲間たちはみな倒された。息はあるようだが、倒れ伏し、気を失っている。
後衛の仲間や配信スタッフたちは全員、一目散に逃げ出した。
可憐自身も、もう動けそうにない。
恐怖だ。
彼女は、ダンジョン探索を始めて二年――ようやく、「死」を身近に感じた。
「あ、ああ……あ」
死ぬ。
自分は死ぬ。仲間たちと共に、ここで死ぬ。
あのスパイラルオーガの、ドリルのような腕で貫かれて――死ぬ。
それがどうしようもなく理解できてしまう。
それでも、それを受け入れることが出来なくて。
可憐は涙を流した。
「死にたくない」と、ただそう願った。
可憐には目的があるのだ。今までは、好奇心や冒険心といったものだったが、今は違う。ダンジョンで成し遂げないといけない目的がある。
なのに、こんな所で死ぬのか。死ねない。死にたくない。
そして。
次の瞬間――スパイラルオーガの頭上に、巨大な火柱が立った。
「え……?」
スパイラルオーガは、その火柱によって――黒い炭となり、斃れた。
涙でぼやける視界の中、可憐は上を見上げる。
「大丈夫ですか」
そう言ってきたのは――
死神だった。
あるいは、鬼だった。
いや、悪魔だろうか。
180cmを超える長身。
黒い髪に黒い服。
肌は白く、そして凶悪な目つき。
それが、返り血で全身を赤く染め、亀裂のような凄惨で邪悪な笑みを浮かべた。
「――――」
可憐の意識は、そこで途切れた。
◇
眼前で少女は倒れた。
無理もない、気が張っていたのだろう。
倒れている男性たちも生きている。無事なようでよかった。
「――さて、どうするか」
見ると、機材が落ちている。配信用カメラか。
とすると、彼女たちは配信者か。聞いた事がある。
これは大事な商売道具なのだろう。拾っておかねば。
「――」
ばき。
血だまりに足が滑り、体勢が崩れた。
俺は、そのカメラを壊してしまった。手で潰してしまった。
「申し訳ありません」
――不可抗力である。
困った。彼女たちが目覚めたら土下座して詫びねばならぬ。
配信用のカメラ。きっと思い出が詰まっている、金では弁償など出来ぬものだろう。誠意を見せるしかない。
まずは彼女たちの傷を――
「いたぞ!」
「オーガだ!!」
そんなとき、道の方から声が聞こえてきた。
探索者たちだ。ちょうどよい。
これで彼女たちの安全も確保されたということだろう。
俺は彼らに向かい、笑いかける。
もう大丈夫だ、と。
「――ひっ!!」
探索者の口から、悲鳴が漏れる。
「あれは……噂になっている、笑う黒鬼か!?」
「くそっ、可憐ちゃんたちから離れろ!!」
……。
誤解が生じているようだ。
俺はオーガなどではないし、戦う意志などないと、両手を広げた。
「くっ、やる気か!!」
「応援を呼ばないと!!」
誤解が広がった。解せぬ。
――かくなる上は。
「あっ、逃げたぞ!」
「今は可憐ちゃんたちだ!!」
戦術的撤退である。
俺はその場を立ち去った。
◇
「――失敗した」
俺は反省する。
何事もうまくゆかぬものだ。
今、俺がいる場所は、喫茶店である。
喫茶店『雪桜』。
俺が贔屓にしている、静かな喫茶店だ。心が落ち着く。
そこで俺は、茶を嗜みながら考える。何がよくなかったのだろう。
ダンジョンを散策していたら、魔物に襲われている一行がいた。
見捨てる理由はなく、助けた。
そして、笑いかけた。
そしたら気絶された。
これで五度目である。
「――何が、不味かったのだろう」
「顔です」
独り言に、声がかかる。
「――むう」
見ると、ウェイトレスの少女が溜め息をついていた。
彼女の名は、
かつて俺が救った少女である。15歳の女子高生ということらしい。
未成年でダンジョンに潜るとは、血気盛んな事である。これが現代の若者か。
「
黒止とは俺の名だ。
白咲さんが見せたのは、タブレットに映された動画だ。
そこに書かれているのは――
『探索者を襲う謎のイレギュラーモンスター! 笑う黒鬼の正体は!?』
炎を背後に、返り血に染まった黒い姿。
亀裂のような笑みを浮かべ、配信者のカメラに手を伸ばすのは正しく鬼か悪魔か死神か。
「――」
俺である。
まごう事なく、俺であった。
言い訳のしようもなく、俺がいた。
「昔から、写真映りは悪いので」
学生時代、俺が映り込んだ写真は心霊写真と呼ばれた。
それがそのままテレビに出て、本物の心霊写真と霊能者に太鼓判を押された事もある。
霊能者によると、俺は鎌倉時代に数百人を斬り殺して討ち死にした武者の亡霊らしい。
解せぬ。
それとも俺の前世がそうであったのだろうか。違うと思いたいが。
しかし霊能者が言うのなら、そうなのかもしれない。きっとそうなのだろう。
俺は前世でも血塗られていたのだ。
「写真映りの問題じゃないと思います。黒止さん、なんというかその……ぶ、不器用なんですよ、表情作るのがっ」
白咲さんは言葉を選んでいる。
「……自分でも、理解しています。自分は、生来の陰気な日陰者ゆえ」
「い、陰キャならダンジョンで人助けなんてして回らないと思いますけど……」
「人助けをして回っているわけではありません。目的のためにダンジョンを徘徊しているだけ、です」
「人探し……でしたっけ?」
「はい」
俺は、人を探している。なんとしても見つけねばならぬ、身命に代えても。
そして、ダンジョンにいる確率が――一番高いのだ。
「その人を探し出すのが、自分に課せられた役目なのです」
「そうなんですね――って、追放っ!?」
「はい」
よくあることだ。
身内が罪を犯して逃げだせば、一族郎党責を負う。
古臭い考えと思うやもしれぬが――しかし俺がいた場所は、それがまかりとおる、普通の事なのだ。
「えっと、パーティーから追放された……みたいな?」
「似たようなものです」
似たようなものだろう。
「うう……『お前の顔が怖くてパーティーの評判が落ちるから追放だ!』と言われたんですね……」
「違います」
全く違う。
そもそも、それでは人探しと話が繋がらないではないか。
「いいんです! 私はわかってますから! 私も助けてもらった時二回気絶しましたし!」
彼女は勝手に納得した。
まあいい、誤解は慣れている。
なお、俺の記憶では彼女は三度気絶したのだが。まあよい。
「ご配慮、ありがとうございます」
「いいんです。……それより、人探しでしたよね」
「はい。ダンジョンにいるとは思うのですが、ダンジョンは広く、深く。
おまけにダンジョンとはひとつではなく、難航しております」
なにしろ全国各地に点在しているのだ。入れ違いになる事とてあろう。
「頑張ってください。……あれ、でも、その人って探索者なんですか?」
「分かりません。ですが、可能性は」
俺が知っている限り、ダンジョン探索者では無かった。しかし出奔したなら、ダンジョンに隠れている可能性は高い。
俺たちのようなものが隠れるには、うってつけの場所だからだ。
「……うーん」
白咲さんは腕を組みうなる。何やら思案しているようだが……。
「よし!」
何かを考え付いたらしい。
……嫌な予感がしてきた。
「配信者になりましょう!」
なるほど。
俺に背信せよと言うのか。
……面白い。もとより追放者のこの身、是非もない。
「字が違います」
違ったようだ。
◇
ダンジョン配信者。
ダンジョンに潜り、そこでの活動を配信する者たちの事を言う。
活動を配信することで人々を楽しませ、そして己の自己顕示欲や承認欲求を満たし、一定以上の人気を持つものは配信で金を稼ぐ。
また、動画配信者の配信内容はダンジョン探索のノウハウを体系化し、攻略の役にも立っている。
今や、ダンジョン配信者というものは、実力者にしか許されぬ花形であり、青少年のなりたい職業ナンバーワンだ。
なお、親御さんたちからは嫌われ傾向にある。
その配信者になれ、と彼女は言う。
「理由を、聞いてもよろしいでしょうか」
「だって黒止さん、モンハウに迷い込んだ私を助けてくれるほど、強いじゃないですか」
モンハウとはモンスターハウス。
魔物たちが群れをなしている場所で、その危険性は計り知れない。
ダンジョン探索において最も忌避される場所のひとつだ。
俺はかつて偶然通りかかり、彼女を助けた。
「そのようなことも、ありました」
「あの時は、本当にびっくりしましたけど」
魔物を倒す俺を見て、彼女は新手のイレギュラーモンスターだと思って気絶した。
彼女が目を覚ますまで待ち、もう安全だと笑いかけたら、泣き叫んで命乞いをされた後気絶された。
二度。
よくある話である。
「あのくらい強いなら、配信者としても十分やっていけると思うんです!
私は、配信やってみようとして、諦めたんですけど……」
ダンジョン探索配信というものは難易度が高い。
なにしろ、通常の探索と戦闘のみに集中すればよいわけではない。
画面を見て、リスナーのコメントに対応しつつ探索していかねばならぬといえば、難易度の高さがわかるだろう。
そのため、配信者はカメラ担当などのスタッフを雇うか、パーティーを組むのが一般的だ。金のある者は自律型ドローンカメラを使ったりするらしいが。
「しかし、自分は不器用ですので」
「わかります」
即答された。
「だけど、私がカメラやコメント担当で組めばいいと思うんですよっ!」
……ふむ。
パーティーを組んで役割分担か。それなら俺でもなんとかなるだろう。
しかし……。
「なぜ、自分が配信をするのでしょう」
「人探しに必要なのは、名前を売る事ですよ!」
「そういうものなのですか」
「そういうものなんです!」
なるほど。
そういうものか。
「それに黒止さん、助けた人に片っ端から誤解されてるじゃないですか、このままだとモンスターと間違えられて討伐されるか出入り禁止ですよ。
そこで自分から配信者になって顔を売れば、誤解も解けるというものです!」
そううまくいけばいいのだが。
それに、俺が探している相手は、ただ会いたいというものではなく、捕らえなければいけない相手で、俺が探していると知られると不味いが――
いや、考え方を変えてみよう。
ダンジョン配信者として名を売れば、追われていると知り、尻尾を出すやもしれぬし、俺を迎撃しようとしてくるやもしれぬ。
しかし問題が一つある。
「笑顔の練習、するべきでしょうか」
「やめておいてください」
断わられた。
解せぬ。
◇
というわけで、俺は彼女と共にダンジョン配信を行う事となった。
俺はダンジョンの入り口へと来ている。
このダンジョンは街中に突如出来たものであり、現在はその入り口は建物になっている。
探索者達の控室や更衣室、売店なども併設してあり、さながらひとつの街のようだ。
「お待たせしました!」
白咲さんがやってきた。
普段の制服とは違う、探索者の格好である。
動きやすい服装に、手足や急所に防御用のパーツを付けている。
そして背中には大きなバッグ。手にはカメラだ。
「重くないですか」
「重いですよ。だけど私、スキルで【過重軽減】があるので」
「なるほど」
ダンジョンスキル。人がダンジョンに入る時に発生する異能の力である。
殆どの場合、人は一つのスキルを素養に合わせてランダムに得る。モンスターを多く倒すとスキルが増える事もあるらしい。
彼女のスキルは、ダンジョンに潜っている間、装備の重量を軽く出来るというものだ。
「黒止さんのスキルは何でしたっけ?」
「【老化停止】です」
「【老化停止】……?」
「はい。ダンジョンに潜っている間、老化が止まります。ただそれだけのスキルです」
「そ、それは……なんというか」
外れである。
若返るわけでもなく、ダンジョンに潜っている間だけ老化が止まる。ダンジョンの外では普通に年を取る。そして止まるのは老化だけであり、新陳代謝は止まらぬので、腹も空けば用も足したくなるし睡眠だって必要だ。
一生ダンジョンに籠っていれば別だろうが、俺にも日常生活や目的があるのだ。
そしてダンジョンに安全な場所など基本的に無い。
この三十路を越えた中年には意味を見出せぬ、外れスキルである。
「あれ? でもこの間、可憐ちゃんを助けていた動画だと――」
「では行きましょうか、白咲さん」
「あ、はい」
ダンジョンの出入りは、探索者カードを持つ人間なら誰でも可能である。
俺達はダンジョンへと入った。
◇
「はい、えーっと初めまして! 私は白咲桃花ともうしますー!」
白咲さんがカメラに向かってしゃべりだす。
「今日は、ダンジョンに潜ってみることにしました! で、一緒に潜ってくれるのが……」
「黒止です」
俺は笑う。
ちなみに現在の接続数は……0である。まあ初めての動画の生配信なぞそのようなものだ。
花咲さんいわく、とにかく配信しておけばよいとのことだ。
無策ではないだろうか。
いや、俺は配信に関しては素人だ。口を挟むまい。
「黒止さんは、すごく強いんですよー!」
「そうでしょうか」
「ちょっとー、そこは強いんですというところでしょ!」
「自惚れは、己の死を招きます」
「いや、でも……」
「今までのように単独によるものならいざ知らず、配信という慣れぬ活動、そして白咲さんも守らねばならぬ。慎重に慎重を期すべきです」
「はい、それはそうですけど……」
「出来るなら、魔物に気取られぬよう、声は出さぬようにし、光を消すため、画面も切っていただくのがベストかと」
「それじゃあ実況配信の意味なくないですか!?」
「……そういうものですか」
「そういうものです!」
解せぬ。
「……とりあえずは、先に進みましょうか」
「そうですね」
俺達は、ダンジョンへと潜った。
◇
ダンジョンの中を探索し始めて一時間ほどが経ったか。
このダンジョンに出現するのはゴブリンやコボルトといった、さほど強くない魔物ばかりだ。
初心者向けといったところか。
出てきた敵はとりあえず片っ端から焼くことにした。カメラは俺が戦っている後ろ姿を映している。
「黒止さん、すごい!」
「そうでしょうか」
「だって、あんなにいっぱいいたのに全部やっつけちゃいましたよ!」
「恐縮です」
「だけどこう、もーちょっと……そのカメラ映え意識してくれるとなー、なんて」
「火で焼き払うのは、派手ではありませんか」
「いや確かにそうですけど、さっきから出てくるたびに火のスキルで焼いてばかりで……あれ? 火のスキル?」
ふむ、単調すぎたか。
「次からは、もっと派手に行きましょう」
「いえ、あの、私の話聞いてました?」
聞いていた。
やはり俺にはそういったセンスというものに欠けているのだろう。かつて師たちにも指摘された事だ。
だからお前は使えぬ、と。
さて、ならばどうするか。
「グオオオオオオオ!!」
思索に耽る俺たちの前に、大型のモンスターが現れた。
「わわっ、ゴブリンキングですよ!!」
ゴブリンキング。
通常のゴブリンの数倍の巨躯を誇る上位モンスターである。
「本来は上層に出てこないはずなんですけど……!」
「ふむ」
ゴブリンキングが咆哮し、駆けてくる。
俺はその突進を待ち受ける。
さて。
火で焼くことは簡単である。しかしそれでは駄目だと叱られたばかりだ。
火の術は派手であると思うが、ずっとそれのみで単調だったのがいけなかったのだろう。
されど、だからと言って別の攻撃手段も芸が無さすぎではないだろうか?
……うむ、わからぬ。
馬鹿の考え休むに似たり。わからぬのであれば考えるのをやめよう。そして任せればよいりだ。
「――来い」
俺は語り掛け、呼びかける。
すぐにそれは答えた。
突如として、ダンジョンの床が輝きだした。
その光はやがて複雑な文様を描く。そしてその中から巨大な虎が現れた。
白い虎だ。その体躯は俺が三倍になってもまだ届かない。虎は咆哮し、ゴブリンキングに向けてその爪を振るう。
「あれは――【白虎】!? なんで!?」
何故も何も、俺が召喚したからなのだが。
「グゥオオオオオオ!!」
ゴブリンキングも応戦する。
だが、白虎の爪は俺の腕よりなお太い。その一撃はたやすくゴブリンキングを引き裂く。
そしてそのまま、一撃で勝負を決めた。
「すごい……!」
「……これでよかったでしょうか」
趣向は変えたつもりだが。
「
「いや、その、はい……」
映えたようだ。
「戻れ、白虎」
虎は光となって消えていく。
それを見届けた俺は、白咲さんに振り返った。
「では、先に進みましょうか」
「あ……はい、いやそれよりも今の……あれ?」
今度は何だ。
白咲さんは俺を見ている。
目を見開いて。
「どうかしましたか」
そう言って、俺は違和感に気づく。
俺の口から出た声が……高い。まるで女性の、少女の声だった。
「いや、どうかしましたかじゃ……ありませんよ」
白咲さんが震えた声で言う。
俺はようやく理解した。己の異変を。
ああ、そうか。これは……この姿は――
「な、なな、なんですかそれーーー!!」
俺の体は縮んでいた。
というか。
「女の子~!?」
少女の体であった。
ふむ。
どうやら俺は、年端も行かぬ少女になってしまったらしい。
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