「お父さん、お兄ちゃんこのままだと一緒会えないよ」

「そうだなぁ。」

二人は考える。

完全に優は引きこもり状態で外に出る力を失って居る。

家族は心配もあるが、早く優の姿が見たいのが大きい。

だが、優は完全にトイレの出るタイミングでは二人には合わないようにしており、ご飯も母親が持っていって居る。

優も母親に会いたくないが、流石にご飯は無理なので受け渡しだけして居るようだ。

「でも、無理に会おうとしてもなぁ」

だが、皆これだけは信じて居る。

流石に限界はある。いつかは傷が癒えて外に出てくれると、学校は無理でもいつかは、と信じて居る。

ーーー

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

新規登録で充実の読書を

マイページ: 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる; 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める; フォローしたユーザーの活動を追える
通知: 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴: 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい