第4話 お店
よく俺の友に遊びに行こうって誘われるんだよ。
そいつは俺がこの能力を持つ前からの知り合いでさ―――
まぁそれはいいか。そんでもってよく来るのは頻度が多い順で
(多い)飲食店、銭湯、商店街(少ない)
...行く場所少ないって?まぁまぁ気にすんな。
そうそう、飲食店行くと―――――
「やぁ☆そこのお兄さん!!僕を飲んで逝かないかい?!いや、僕はあっちの席に行くよ〜☆ゲラゲラゲラ」
「そこの君たち!?僕を助けてくれ!!!ミンチになるのは平気だし死は救済とは言うけど人の体内に入るんだよ!?怖いから助けてくれ!!君たちイイイイイイイイいい!!!」
酒とか肉が話しかけてくる...意味不明だな。
そして、銭湯に行くと―――――
「静かだな...」
そう、なぜか銭湯だけ静かなのだ。
何故かはわからない。だがそれ故に俺の癒やしのスポットだ。
「ふぅ...気持ちいい...」
「だよなぁ!!!よくお前休まってねぇから心配してるんだが、一番休まってるのはここだから毎日ここにこればいいんじゃねぇかと思っちまうが...金かかるから少ししか一緒に行けなくてごめんな...」
...俺の友は最高だ。俺のことを気にかけてくれる。
ちなみに能力のことは言っていない。ここにはそういうものがないからな。
だがそれでも察しが良いのは同じだ。はは...ほんと優しいよな。
――――俺も前世こういうやつだったら良かったのか?
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