DEBATEガール ~ 解のない討論 ~

もっこす

頭のネジが吹っとんだ「定義」とな。

 

 この世の中は、どうでもいい事で言い争う人間が多いものだ。

 どうでもいい事に時間を消費できるのは、はたして幸せなのだろうか?


 プロローグ――それは始まりを意味しており、同時にその物事の発端を意味する事。これつまり定義である。

 世の中には、超絶どうでもいい事で言い争う人間達が多いとおもう。仮にそのように言い争う生物、すなわち人間と仮定しよう。

 それらを喜怒哀楽きどあいらくを有する人型と定義するならば、私にとっては笑いを誘うもの、つまり謎の生命体である。こやつらには―――。


「あるテーマについて、賛否いずれかの立場にわかれて討論する相手に値しないのだ」


 む? その理由はなぜか? 答えは単純で明快。私がだからだ。 

 つまり分かりやすく数式に変換すると『1+1=田』であろう?


 DEBATEディベート―――改めて定義するが、それはあるテーマにつて賛否いずれかの立場にわかれて討論する事。


 辞書。それは多くの言葉を集め、それまた一定の順序に並べるなり、その意味や用法などを記載してある人類の『叡智えいち』すなわち道理を見通す優れた知識の結晶であろう。

 そうだ、私が体の一部のようによく持ち歩いているものだ。

 重くはない。二度言うぞ?? 重くなどない。ホントだ!


 そして私は高校受験、つまり試験を受け普通高校へと入学する事となる。

 ふつう。それは特に変わったところがなく、平凡といった意味である。

 果たして私はここで、普通の高校生活を送る事が出来るのだろうか?

 中学時代は数々の人間を論破してきた私としては、新しい学校生活に期待しており、胸を膨らましているところだ。


 論破ろんぱ―――それは何かに対し議論を行い、相手の意見や説を言い負かす事。


 そして一言『どっち派ですか?』とな。 by 森本 れいな。

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