経験値獲得1.2倍の冒険者生活
@ininininin
異世界転移
田中 龍太郎(23) 急な心臓発作による変死
若くして、アメリカの宝くじに当たり、自堕落な生活を送っていた彼の豪運はそこで尽きた、、、、かのように思われた。
「まさか、異世界転移するとは。」
ステータス
レベル1
スキル なし
固有スキル 経験値獲得1.2倍。
異世界転移されたから、意地汚く生き残っていた彼にはいつからか、ある願いが芽生えてきていた。
「俺だけの性奴隷が欲しい!!」
この男、クズであった。
「娼館はプロだけど、料金高い。とにかく高すぎる。」
1日、魔物退治に費やしたお金が一晩で消えていく。
龍太郎は思った。
(これ、奴隷買った方がいいんじゃないか?)
ーーーーーーー
3年後
「奴隷が欲しい。エロくて、家事ができるやつだ。」
ありったけのお金を注ぎ込んで、龍太郎は高級奴隷商店で奴隷を買った。
犬獣人の元人妻。赤ん坊付きで。
胸と尻が大きい、茶髪で目も茶色。身長は俺より10cmは低い170cmだ。歳は20くらい。
ちなみに、龍太郎の身長は180cmぐらい。
意気揚々とボロ屋に帰り、早々に。
「おい!お前はこれから俺の性奴隷だ!!分かったな!!」
買ってきた奴隷は無茶苦茶に犯した。
この3年間、娼館に行かず、自分で自分を慰めていたのだ。
龍太郎の性欲は限界だった。
しかし、
「ちょっと、待ってくれ。もう限界だ。」
龍太郎はあくまで、日本人の性欲なのだ。
異世界人の、それも獣人の性欲には勝てなかった。
「はい、これからよろしくお願いします。ご主人様。」
「あ、ああ。」
龍太郎の性交渉はあくまで日本式。
かなり、女性を考慮したHなのだ。
そのせいか、奴隷に舐められてしまった。
格付けされてしまったのだ。
「明日からは覚えておけよ!!」
「はい、喜んで。」
奴隷の挑発的な笑み。
龍太郎は不利と感じ、話を逸らす。
「ところで、家事ができると聞いたんだが。」
「人と通りは出来ます。」
「それじゃあ、やってみせろ。もし、満足に家事ができなかったら、奴隷商に売り返してやる。」
「かしこまりました。」
ーーーーーーーーー一通り家事を終えて。
「まあまあだな。」
「ありがとうございます。」
「お前、名前は?」
「私がマリでこの子がメリです。」
「そうか。俺はリュウ。これからよろしくな。」
「はい。こちらこそ。」
龍太郎は決意した。
この奴隷に打ち勝ってやると。
ーーーーーーーーーーーー
龍太郎の朝は早い。
龍太郎の仕事は冒険者または探索者か駆除人などと呼ばれる仕事で、魔物の素材もしくは魔物討伐の依頼を受けて仕事する。
仕事仲間はいない。
命がかかっている現場で信用できない相手とは組みたくないからだ。
後、プライベートに入ってこられるのも嫌だ。
実際、冒険者には一人で仕事をする奴らも珍しくない。
「それじゃあ、今日も頑張るか。」
適当に体を動かして、温めてから、剣を振る。
剣もかなり体に馴染んできた。
「それにしても、昨日はミリの夜泣きが酷かった。」
マリが母乳を与えて、あやしていた。
マリは俺に何度も謝罪してきたが、赤ん坊はマリにとって枷なのだ。
俺から、逃げられないように。
だから、
『気にするな。赤ん坊は泣くのが仕事だからな。』
と優しくしてやったら、マリが泣いて喜んでいた。
馬鹿な女だ。
「それよりも、金がほとんど0になった。また、稼がないと。」
奴隷を買うのに全財産を使ってしまった。
この世界、社会保障なんて存在しないため、自分の身は自分で守らないといけない。
「お金貯めて、マリにエロい服でも買うか。」
昨日Hした時のマリの服装は麻のパンツにブラのようなもの。
性的にグッとこない。
ついでに、香水も買ってこよう。
「性奴隷は金がかかるぜ。」
俺は、朝食の素材を市場で買ってきて、起きてきたマリに振舞ってやった。
「申し訳ございません、奴隷が主人より遅く起きるなんて。」
マリが頭を下げてきた。
「気にするな。母親なんだから、よく寝ろ。そうしないと、母乳の出も悪くなる。」
「はい。ありがとうございます!」
マリが感極まってる。
本当にちょろい女だ。
「それじゃあ、俺は仕事に行ってくるから、適当に昼飯でも作っとけ。」
「あの、いつ頃戻られるのでしょうか?」
「夕方ぐらいだな。夜は危険だしな。」
「かしこまりました。夜ご飯の準備をしておきます。」
「そうか。」
俺はそう言って、金をいくらか置いて、ボロ屋を出た。
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