第26話

あの時と違って今は妹は元気が出て来た俺も嬉しく思う。


今もこうして、ゆっくりお話しが出来る。


「お兄ちゃん、ありがとうね。」


「何が??」


「色々してくれて」


「・・・」


俺は妹が本当は悔しいと思って居ることを知って居るだから。


「お兄ちゃん、私はお兄ちゃんの双子の妹で良かったと思ってるよ」


「確かに、お兄ちゃんは私より出来て、悔しいっていつも思ってた。」


「うん」


「だけど、誇らしかった!!」


「ありがとう」


俺も、お兄ちゃんで良かった。妹を守れるお兄ちゃんで、こんなに真剣に俺を見て追いかけてくれるのは妹だけだろう。



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