過去編

それから、妹は毎日倒れて帰ってくる。

希望に満ちていた、妹の姿はどこにもない。

仕事に行く前に、必ずエナジードリンクを飲み、大きなため息をして外に出ている。

ーーー

家に帰っても相変わらず辛そうで、休みの日も暇があればパソコンを打ち込んでいる。

妹の顔は明らかにますます悪くなっていて、

ぶつぶつと何か喋ってることがあった。

俺は妹のことが心配だし、何より妹と話すのは俺の楽しみである。

だからこんなに元気のない妹の姿を俺は見ていられない。

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