第103話 久しぶりに書くとちゃんと書けてるか不安になる物

第103話


「マジか………」

「とんでもねぇ話を聞いちまったな………」


同感だ、もう頭が情報量でパンクしそうで仕方がない。


そろそろ、吐き気と頭痛が来そうなくらいだ。


「………どう思う?」

「───何の事だ?」

についてだよ。一応当事者だろ、お前?」


色々と思う所が無い訳ではないが、コレは俺が居ない間に起きた出来事だ。


なので、基本的にはノーコメントを貫くつもりだが……


「う〜ん、まぁ、正直どうでも良いってのが本音だな。身内が被害受けた訳でも無いし、俺には好都合だったし……」

「───まぁ、それもそうか。」


聞いて損したな、うん……


「何だ、心配してくれたのか?」

「そんな訳ないだろ……」

「うん。うんうん。そういう事にしといてやるよ。」

「チッ、そのしょうがない奴を見る様な顔を止めろ、レイナ!!」


この女、絶妙に腹立つ顔しやがって!!


『う〜ん、これが夫婦喧嘩という奴か?』

「違う!!」

「そうだ!!」

『うんうん、仲良き事は良い事じゃのう。』

「いや、違っ────」


あ、駄目だコレ!!


夜刀神の奴、すっかり微笑ましい奴を見る目になってやがる!!


こういう感じの奴は何言っても聞かない、俺は身に沁みてよ〜く知ってるんだ………


「もう夫婦以外はそれで良いよ………」

「よし、勝った!!」

「────後でぶっ飛ばすからな?」

「ふふ、幾らでも付き合うぞ勇者♪」


覚えてろ、バカ魔王め………


☆☆☆☆☆


『良い物を見させて貰ったが、そろそろ話を進めようか。』

「これ以上の爆弾発言は止めてほしいんだがな………」

「お前がそれを期待して、その通りになった事って有ったか?」

「────無いな。」


うん、無い。


本当に心当たりが無い。


最近マジで爆弾発言とかに被爆してるからな、俺………


何だ、キラークイーンにでも狙われてるのか、俺は?


『我ら姉妹はやり方は違えど、自分の世界に棲む生き物達が強くなる事を願っておる。その理由は理解わかるか?』

「理由?さっき言ってた繁栄とかだけじゃないのか?」

「それ以外なら、正直戦争とか防衛とかしか思い付かねぇぞ?」

『そう、その通りだ我が甥のガールフレンドよ。』


おいおい、マジかよ………


なら、俺達は────


「………何と戦わせるつもりだ、夜刀神!!」

『勿論、我らが世界を狙う敵じゃ。まぁ、滅多にそんな事が出来る奴は居らんがのう。』


沢山居てたまるかってんだ、そんな奴………


正直、そんな事が出来る奴だとしたら、ソイツの力は………


────間違いなくすらも超えた力を持っているだろうから。


『ふふ、頭が痛くなってくるじゃろう?我らも常に頭が痛い案件じゃったよ。』

「だろうな、想像するだけで震えてくるぜ。」

「世の中ってのは理不尽だな、全く………」


まぁ、もし俺の生きる世界へ攻撃してくるというのなら………


───絶対に殺してやるけどな。


「ちなみにどんな奴が居るんだ?」

『ふむ色々居るが、一番警戒しているのはリュー君という星の民達じゃ。』

「変な名前だな………」

「何か気が抜けてくるな………」

『我らも聞いた時はそう思ったのう。じゃが、奴等は色んな世界を自分達と同じ価値観へと変えていき、全てを塗り潰していく危険な存在じゃ。既に色んな世界も奴等色に染められてると聞く。』


えっ、怖っ………


何か焼き鳥クソバードが可愛く見えてくる位にはヤバそうなんだけど!?


『まぁ、安心せい。今の所は奴等には補足されておらん。だから、別にそこまで怖がらくても良い存在じゃよ。』

「いや、それフラグ………」

「何だろうな、進。凄い嫌な予感しかしないんだが………」


以下同文だよ、魔王………


続く

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