異世界に召喚され帰還した元勇者、帰還したら50年も経ってて浦島った上に現実世界もファンタジーに侵食されてた件〜しかも、いつの間にかダンジョンの番人扱いまでされてるオマケ付き〜
第103話 久しぶりに書くとちゃんと書けてるか不安になる物
第103話 久しぶりに書くとちゃんと書けてるか不安になる物
第103話
「マジか………」
「とんでもねぇ話を聞いちまったな………」
同感だ、もう頭が情報量でパンクしそうで仕方がない。
そろそろ、吐き気と頭痛が来そうなくらいだ。
「………どう思う?」
「───何の事だ?」
「ダンジョンが発生した理由についてだよ。一応当事者だろ、お前?」
色々と思う所が無い訳ではないが、コレは俺が居ない間に起きた出来事だ。
なので、基本的にはノーコメントを貫くつもりだが……
「う〜ん、まぁ、正直どうでも良いってのが本音だな。身内が被害受けた訳でも無いし、俺には好都合だったし……」
「───まぁ、それもそうか。」
聞いて損したな、うん……
「何だ、心配してくれたのか?」
「そんな訳ないだろ……」
「うん。うんうん。そういう事にしといてやるよ。」
「チッ、そのしょうがない奴を見る様な顔を止めろ、レイナ!!」
この女、絶妙に腹立つ顔しやがって!!
『う〜ん、これが夫婦喧嘩という奴か?』
「違う!!」
「そうだ!!」
『うんうん、仲良き事は良い事じゃのう。』
「いや、違っ────」
あ、駄目だコレ!!
夜刀神の奴、すっかり微笑ましい奴を見る目になってやがる!!
こういう感じの奴は何言っても聞かない、俺は身に沁みてよ〜く知ってるんだ………
「もう夫婦以外はそれで良いよ………」
「よし、勝った!!」
「────後でぶっ飛ばすからな?」
「ふふ、幾らでも付き合うぞ勇者♪」
覚えてろ、バカ魔王め………
☆☆☆☆☆
『良い物を見させて貰ったが、そろそろ話を進めようか。』
「これ以上の爆弾発言は止めてほしいんだがな………」
「お前がそれを期待して、その通りになった事って有ったか?」
「────無いな。」
うん、無い。
本当に心当たりが無い。
最近マジで爆弾発言とかに被爆してるからな、俺………
何だ、キラークイーンにでも狙われてるのか、俺は?
『我ら姉妹はやり方は違えど、自分の世界に棲む生き物達が強くなる事を願っておる。その理由は
「理由?さっき言ってた繁栄とかだけじゃないのか?」
「それ以外なら、正直戦争とか防衛とかしか思い付かねぇぞ?」
『そう、その通りだ我が甥のガールフレンドよ。』
おいおい、マジかよ………
なら、俺達は────
「………何と戦わせるつもりだ、夜刀神!!」
『勿論、我らが世界を狙う敵じゃ。まぁ、滅多にそんな事が出来る奴は居らんがのう。』
沢山居てたまるかってんだ、そんな奴………
正直、そんな事が出来る奴だとしたら、ソイツの力は………
────間違いなくフェニックスすらも超えた力を持っているだろうから。
『ふふ、頭が痛くなってくるじゃろう?我らも常に頭が痛い案件じゃったよ。』
「だろうな、想像するだけで震えてくるぜ。」
「世の中ってのは理不尽だな、全く………」
まぁ、もし俺の生きる世界へ攻撃してくるというのなら………
───絶対に殺してやるけどな。
「ちなみにどんな奴が居るんだ?」
『ふむ色々居るが、一番警戒しているのはリュー君という星の民達じゃ。』
「変な名前だな………」
「何か気が抜けてくるな………」
『我らも聞いた時はそう思ったのう。じゃが、奴等は色んな世界を自分達と同じ価値観へと変えていき、全てを塗り潰していく危険な存在じゃ。既に色んな世界も奴等色に染められてると聞く。』
えっ、怖っ………
何か焼き鳥クソバードが可愛く見えてくる位にはヤバそうなんだけど!?
『まぁ、安心せい。今の所は奴等には補足されておらん。だから、別にそこまで怖がらくても良い存在じゃよ。』
「いや、それフラグ………」
「何だろうな、進。凄い嫌な予感しかしないんだが………」
以下同文だよ、魔王………
続く
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