第11話 デバフ系スキル持ちが・封土を得てしまうと・

 異世界ラノベで「存在感を消すスキル」といえば、アサシン・シーフ・スカウト・ニンジャと相場が決まっている。

 一方で、支援系スキル、配下集団バフスキル持ちといえば、追放された荒野で、開拓して仲間を集めて「ざまぁ」展開、と、相場が決まっている。


 だが、しかし、駄菓子菓子、存在感を消すスキルを、遺憾なく発揮した結果、封土を得てしまい、美人さんハーレム軍団もケモ耳さんも銘刀鍛冶師さんも美酒酒造専門家も魔王も聖女もドラゴンも不死者もおらず、巨大公衆浴場も近代的雪隠も設置んされていない、「マジでこれスローライフという名の究極DIYゆるくないキャンプ隠れ里じゃねーかコレ」という異世界ラノベを考えついたんですが、誰か読みます? 一応、「黙ってれば見た目だけは美形なんだけどなー」の引き篭りエルフ(主人公の悪友・気配察知に長けるので、穏形スキルをパッシブで発揮しておる状態の主人公を認識可能)を相棒に付けるからー。とか。で、毎回、変な野生植物を味見して、主人公だけがお腹を壊す。


 でもたぶん検索すると出てくるんじゃないだろうか。既に出版されてたりして。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

140字掌編 @kaimon924

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る