第7話 レジにおけるマニュアル的応対について

 コンビニなどのチェーン店に行く。

 会計の時に、もうお決まりのように、ポイントカードの有無についてよく聞かれる。TポイントカードやWAONやnanako、PONTAカードにRakuten、ドラッグストアや紳士服、そして電機のチェーン店。

 近ごろは、統合が進んだり、使えるサービスが多様化したりする一方で、カードでなくてスマホアプリに特化して、囲い込むものも増えてきた。

 レジの打ち方に依るのだろう、ポイントの後付けが困難なのかもしれないが、割合と最初のうちに、ポイントカードの有無について聞かれる。最近は、レジ袋有料が当り前になっており、どちらが先に聞かれるか、というほどに、優先順位が高い。

 さて、その際に、個人的に非常に気になる点がある。率直に「ポイントカードを持ってきていますか?」と聞いて貰えれば良いのだが、丁寧に「ポイントカードは、おもちですか?」と聞かれるのである。当然、店員さんは「お持ちですか?」と尋ねているのに決まっているのに、ダジャレおじさんの脳内では「お餅ですか?」と変換されてしまうのだ。

 ついつい心の中で「カードがお餅である道理があるものか(いやない、反語)」と論駁してしまうメンドウくさいオッサンになってしまうのだった。

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