第4話

 「ゴブリン!いざ尋常に!」

 今俺は異世界初の戦いをしている。負けそうになったら神を召喚するが、召喚して倒した時に経験値とかもらえるかわかんないから極力やめよう。成長度upって掛け算だから0に何かけても0なんだよね。そう、俺の前世のテストのように。

 天叢雲剣に魔力を込める。魔力はssだから他と比べても余裕がありそうだし。とりあえず1割くらいこめよう。

 「おー」

 なんか光っている。もしかして剣に魔力を込めんのが下手だから一部漏れ出て魔力が見えるようになってる?まあいいや。今後練習してけばいいし。いくぞ。

 「ふっ!」

 『チャイーン、レベルが3になりました。

  チャイーン、スキル魔法剣を覚えました。」

 おーすごい。切れた。ってなんか消えていって、石と棍棒が落ちてる。鑑定だな。

 ふむふむ。魔石というのか。なんかお金になりそう。棍棒は少しだけ、昏睡状態にしやすいらしい。よし。ストレージに入れよう。

 んでレベルが3になったのか。

「ステータス!」

“種族:神人

レベル:3

攻撃力:B

HP:C

魔力:SS

耐久力:B

機敏性:A

体力:C

器用さ:A

幸運:A

スキル:異世界語翻訳(max)異世界語を完璧に話せる。

   神召憑依(レベル1)転生前の神を呼べる

   全属性魔法(レベル1)全属性の初級魔法を使える。魔法を使っての戦いが上

   手くなる

   成長度up(レベル5)レベルやスキルのレベルupやスキルの入手度が簡単にな

   る(レベル×0.4倍up)

   ストレージ2(max):時の止まった無限の容量の亜空間を作り出せる。ストレ

   ージの進化系。

   武術(レベル1)武器や素手など物理的な戦いに強くなる。

   鑑定(max)全てを鑑定する。

   第六感(レベル1)勘が冴える

   魔法剣(レベル1)自分の武器に魔法をかけれる。            ”

 変わったのはレベルと魔法剣だけか。ただステータス上は変わってなくても、若干体が軽くなった気もするから強くなってるはずだ。

 まあ、この世界の強さがわかんないし、人に出会わないと。













 うん?なんか光ってる?って城壁らしきものが。ってことは大きめの都市か街⁉︎よっしゃー。急げ!走れ!



 よし、ついた。どこが入り口かなぁ。あそこかな?

 「すいませーん」

 「うん?君はこの街に入るんだよね?そのためにはお金とこの水晶の上に手をかざしてもらわないといけないんだけど。」

 やべ。金がねぇ。

 「実はお金がなくて。ゴブリンの魔石とかって換金して入場料に出来ません?」

 「ああ。いいよ。ジャスト一個分だしね。あとこの水晶に手をかざして。」

 あぶねー。よし、手をかざしてと。

 「オッケーだよ。一応犯罪というか悪いことをしてないかみるためのものでね。よし、中に入っていいよ。まずは冒険者ギルドに行った方がいいよ。」

 ありがとう。おじさん。



 うーんここかな?冒険者ギルドすごい要塞みたいな雰囲気なんだけど。まあいいや。すいませーん。まずは受付やな。


 「すいません、冒険者になりたいんですけど。」

 これは例の友人からの話だ。まずは冒険者になるパターンが多いらしい。

 「わかりました。ではこの資料に目をとうしてください。これを書いて提出してください。」

 おk。任せろり。


 えっと、まずは名前。そして出身地!終わった。いや待てよ

 「すいません。出身地がわからないんですけど。

 「え!?それなら書かなくても大丈夫ですよ(え、もしかして孤児とか奴隷だった?苦労したんやなぁ)」

 あっぶねー、俺の異世界life終了間際。生きてるって素晴らしい!

 あとは、ソロかパーティか。まあとりまソロやな。パーティやと前衛後衛書くとこあるし。わからん。あとステータスの特徴とかか。スキルも?まあ神召憑依と翻訳と鑑定以外書くか。

 よし、おk。出そう。

 「なるほど。では入試テストを受けてください。これによって最初のランクと資料の信憑性がわかるので。(何これ、全魔法と全武術スキル持ちとか冷やかしやろ)」

 これか。うーんと、試験官との戦いか。よし行くぞ!

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