第219話実演
騒ぎも一段落してドワーフ王へオススメの酒に合うつまみなど用意してから再び会場にもどると、色々な場所で盛り上がりをみせていた。
今回レシピを公開するにあたり調理方法などは隠さずみんなが見えるように調理をしていて見てる側も楽しみができるようにしてみた。他にも数は少ないが利き酒などをしてみたりすると酒好きな人が集まって買い集めた料理をつまみに舌鼓みしながら楽しんでいた。
「さー食事で賑わってる皆様今回の料理の数々いかがでしょうか?一つでも気に入るものがあれば我々も嬉しい限りです。そして気に入った物の中にもしマヨネーズがあるという方はぜひこれから行うことに参加していただきたい。」
俺は、一息つき周りを見渡し更に言葉を重ねる
「これより本日提供した料理のレシピを実演をかねて公開します。実演は一度限りです、ぜひ興味のある方はお越しください」
うぉーと周りから歓声が鳴り響き一瞬で周りの目が変わる。あれっこれは予想外の盛り上がりだな、まさかここまで盛り上がるなんて。このまま放っておいたらけが人が出そうだったので誘導しやすいように列になってもらいゆっくり進んでもらう。
誘導のさいにはドワーフ王国の料理人の3人にも協力してもらい、更にマヨネーズの実技でも協力をたのんだ。
「今回の実技に協力してくれたらまだ試作段階だがマヨネーズとかを作るのに楽になる魔道具を提供しようとおもう。あくまで試作段階だからつかいこごちなどレポートしてもらうがどうだ?」
その言葉を聞くと一瞬のためらいもなく手を出してきてお願いしますとなった。今のところマヨネーズをつくるときは全部人力なのでかなり手間と時間がかかってしまう。それが少しでも楽になるのだから参加も納得できた。
「たくさんの参加ありがとうございます。それではただいまよりレシピの公開と実演をしていきたいと思います、本日は私が以前お世話になり共に料理をしたドワーフ王国から三人の助っ人をご紹介いたします。この三人はドワーフ王国で共に初めてマヨネーズを作ったメンバーです。ですので私の次にマヨネーズやその他の料理を理解してくれる料理人です。今後彼らは必ず今より立派になるのでぜひ顔を覚えていってください」
勝手な自己紹介に三人共動揺するがすぐ気を取り直し作業を進めてくれる。ドワーフ王国でなんども作った料理を実演するだけなので何事もなくマヨネーズなどの実演を見せることが出来た。その後はモイの実演になりそれは俺の指示のもとやるが、モイを蒸したあとの皮むきで熱がる三人を見て笑いが起きるが本当に危ないので気をつけるようにと忘れずに伝えた。三人の協力で来てくれた人も満足しながら新しいレシピを覚えてくれたので、今後どのように広がるか楽しみである
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