第146話クリスマス記念 ifもしかしたらあるかもしれない世界2
「勇斗兄ちゃんはっけ〜〜ん、どーん」
いきなりの衝撃に耐えきれず倒れてしまう。なんだなんだ一体誰が飛んできたんだ。
俺の腰にしがみつきお腹に頭をスリスリしてくるのは、近所に住んでいるやんちゃ気味な女の子のディスちゃんだ。首根っこを掴み猫みたいに持ち上げると手足をバタバタさせながら慌てる姿があった。
「こらディス、いつも言ってるだろ。いきなり飛んできたら危ないって、これで怪我なんかしたらリザさんやヴィオラさんになんて謝ればいいか」
「だってお兄ちゃん見かけたら体が反応しちゃうんだもん。ディス悪くないよ」
「まったく今度リザさん達に会ったら説教してもらわないとな」
「リザねーちゃんとかに言わないで〜ねーちゃん達怒るともっすごい怒って怖いんだから」
涙目で訴えながら頭をグリグリしてくる
「わかったわかった言わないでやるから、もうやるなよ」
「ありがとうお兄ちゃん、お兄ちゃん優しいから大好き」
似たようなやり取りを何回も繰り返しているからもう慣れたもんだ
「ね〜お兄ちゃんはクリスマスどうしてるの?リザねーちゃんにヴィオラねーちゃんが勇斗兄ちゃんをさらって遊ぼうかッて言ってたよ。さらうって何?」
さらうって何するつもりなんだ?あの二人は、ちょっと怖い頑張って確認しないとやばいことになりかねないからな。ディスちゃんを送るついでに聞きに行くか
「リザさーん、ディスちゃん連れて帰ってきましたよ。それで、ディスちゃんから聞いたんですけどちょっとご確認したいことが」
リザさんは、僕が半分怒っていることに気がついたのか、顔を伺いながら返事を、する。
「や〜ナイト君いつもディスを、ありがとう。ところど聞きたいこととは、なにかな?」
「いやーディスがいうには、クリスマスにリザさん達が僕を、さらうとかなんかふざけたことを話していると聞きまして」
「いやーなんというかその〜ねっ ほらナイト君基本ボッチじゃん だから私達がせっかくのクリスマスだし、一緒に過ごしてあげようかなと思ってね。どうだい?ディスも喜ぶし」
「なるほど、確かに基本ボッチは否定しません。ですが、今回のクリスマスはすでに先約が入ってるんでご安心を、今回はボッチマスにならなくてすみましたから」
「ナイト君にもそんな相手が出来たのかい?いやーお姉さんは嬉しいよ、そうかそうか。ちなみに聞くがその相手はマリアちゃんとか言わないよね?ほら、あそこはある意味家族ぐるみの付き合いに近いでしょ」
「んっいや、そのですね、シルキーさんに仕事があるし、クリスマスの記念日にお互い一人じゃ寂しいだろから、知らない仲じゃないしってことでご飯でも食べたらってことになって」
「なるほどなるほど、シルキーさんがお仕事でねー 分かった。ならシルキーさんに話して私達も入れてもらおうかな。ほら、クリスマスはみんなで楽しまないとね」
どうやら今年のクリスマスは賑やかになるのが決定したらしい
ただいまカクヨムコンにラブコメと異世界ファンタジーで参加しています。初めての参加ですが、次へのモチベーションなどを上げるために少しでも順位を上げたいのでフォローや面白いと思えたら星やレビューを少しでもいただけたら歓喜のダンスを踊って次の話も頑張れます。皆様の応援お願いします
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