第81話 対ロックスネーク

ロックスネークが獲物を選ぶかのように、こちらを、じっくり見ている。みんな、警戒して動けずにいた。不味い、このままじゃ動きが悪くなるだけだ。なんか士気が高まることを。


おい、みんなヘビの肉は、淡白らしいが美味いらしいぞ。食感も鳥に近いらしいから、唐揚げにしたらきっと絶品に違いない。食べたくないか?


ギラッ、みんなの目の色が変わる、さっきまでの警戒して固まっていたのが嘘のようだ。雄叫びをあげみんな武器を構える。


なんかごめんなさい。みんなが食事で目の色を変えて戦闘能力が上がってしまうなんて普通ありえないですよね。でも、確実に戦力はアップしてるんだから許してほしい。


ヘビの攻撃パターンを考えると体を使っての、叩きつけ 締め上げ 噛みつきかな?それと、攻撃はあの体じゃ普通には通らないだろうな。通るとしたら口の中に目とかかな?しかし目は狙うには小さすぎる。頑張って口の中を狙うとしよう。


補給部隊の人に攻撃は厳しいだろうから防御メインで動いてもらうのがいいだろうな。さっき作った鉄板もどきも盾に使えるんじゃないかな。


俺は、案を出して聞いてもらえたので、攻撃手段を考える。口の中を狙うために口を開けたままにさせるには、と考えているとついに狙いを決めたのかロックスネークが体を捻りながらこちらに向かってくる。


ちっこちらに迷わず来たか、まー補給部隊の人がやられるよりはマシだが。やはり速いな、しかも体にひねりをくわえるからタイミングが読みづらい。


ロックスネークの尾がこちらに向かって振り回される。ギリギリで避けるのが精一杯だ。直撃したら痛いじゃすまないだろうな。吹き飛ばされてすぐに戻ることも厳しいだろうし、直撃は絶対避けなければ。


俺はギリギリで避け続け、補給部隊の人は盾の人を支えながら吹き飛ばされないようにして、対応している。どうやら小さな穴を作り、踏ん張りやすいようにしているみたいだ。しっかり考えて使ってくれてるな。俺も負けてられない

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