第42話 野宿から一日明けて
ふぁ〜 やっと朝か 俺は、一番最初に3時間ほど休ませてもらってから寝ずの番で警戒していた。
森がすぐそばにあるのでモンスターの気配はしたが、こちらに向かってくる気配はない 少しは近づくんだがすぐ離れてしまう。
いっそ来てくれたほうが暇つぶしになってよかったんだがな まっいきなり理由の分からない建物が出来て、周りを穴で囲まれていたら警戒するわな。
とにかく何事もなくてよかった。さて、二人を、起こしに行くか 王都に行くにしてもそれまでに何箇所か村とかもあるだろうし 情報とか集めておきたい。
俺は、何も考えず、ドアを開けてしまう この先にいるのは思春期の女の子とそれを見守る母親だと忘れて ガチャっ
「キャー レイ様見ないで まだ身だしなみ出来てないのに〜」
「レイ様、いくらレイ様でもいきなりは、いけません 物事には順序があるんですから。それとも、今この場で責任取りますか?」
あ〜やってしまった 油断してたな 今俺は女の人と旅をしてるんだから、せっかく味方になってくれたのに嫌われてしまったらどうしよう
数分後、静かにドアが開き顔を赤くしたアリアが、お待たせしました どうぞと入れてくれた。
まず入って二人を、見てすぐ俺は頭を下げ謝った
「すまない 二人が女性だと分かっていながら確認もせず入ってしまい嫌な思いをさせてしまった。すぐ許すのは無理だろうが、二人のためにこれから頑張るから許してくれ」
「レイ様顔をあげてください 私もいきなり叫んでしまい申し訳ありませんでした。私は、こんなことでレイ様を嫌うわけがありません。むしろどんどん見てください 私なんかで良ければ」
顔を赤くし下を向きながらアリアが許してくれる 嫌われないでよかった。まさか二日目で解散とか悲しずぎる未来は回避出来たようだ。
「レイ様なら言ってくれたらいつでも見せますからちゃんと言ってくださいね。今日は、寝起きで何も準備出来ていなかったので恥ずかしかっただけですから」
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