第18話 味方が出来ました

アイテムボックスの有用性が分かり、一安心した俺は久しぶりに熟睡した。


それでも、今じゃ習慣になりつつある屋敷の掃除に向かうために早めに起きて屋敷に向う


屋敷に着くとそこにはメイド長のメルヴィスが待っていた


「お久しぶりですレイ様」と頭を下げた その態度にちょっと混乱しつつも俺も、頭を下げる。


「今日、こちらに参ったのはレイ様と二人で話したいことがあったからです 落ち着いたらでいいので声をおかけください」



おれはメルヴィスの話に頷き、早速今日の掃除を始める。掃除も慣れたし 毎日しているので、汚れを探す方が大変だ。 さっさと終わらせて、朝から気になっているメルヴィスの件を終わらせよう。


掃除が終わり俺は早速メルヴィスのいる場所に向かった。メルヴィスは、俺が終わるタイミングが分かっていたかのように、紅茶をちょうど入れ終わったとこだった。


メルヴィスがこちらを見て向かいの席に座るよう薦める 紅茶を一口飲み その豊かな味を堪能しているとメルヴィスが予想もしないことを告げてきた。


「レイ様あなたはスキルを持っていますね しかもなにか特別な でなければこの短時間でそこまでスキルは増えないでしょ しかもアイテムボックスなんて貴重なスキルも」俺は、驚きすぎて反応を隠せずにただただ驚いていた


「何故といった顔をしてますね 私はこちらに勤めていらいたくさんの人を見て観察してきました。

たくさん人を見てその人に合った仕事をメイド長として勧めてきました そして最近ですが、私に新しいスキルが生まれました。どんなスキルかわかりますか?」


俺は、静かに目を瞑り考え、一つの答えを導く     

「メルヴィスの新しいスキルは鑑定ですか。なぜそれを私に?鑑定持ちならばいくつになっても引っ張りだこでしょ?」


「正解です。さすがレイ様です、私はこの齢になるまで、ここ以外はあまり知りませんから、他のとこに行ったところで私には辛いだけです なのでこのまま、それに今更スキルを確認することはないので、私の鑑定はレイ様しか知りません。』


なるほどね だがそれを俺に言ってどうするんだろう。 


「私はここ以外たしかに知りません、なのでいつも退屈していました そんな時に鑑定に目覚め、レイ様のスキルが増えていることに驚きました 退屈な日々に刺激が舞い込んできました それにこれだけスキル持っている方が能無しな訳がございません。ですがそれをわかるのは私だけ なので、レイ様の味方になろうと伝えたくてお呼びしました レイ様を能無し呼ばわりして馬鹿にする愚かものが、いるのもわかっております」

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