第10話 小間使いの日々2
小間使いとして働き始め7日目 部屋の荷物も、整理し寝る場所と座るスペースだけは確保出来た 仕事は今の所屋敷の掃除をメインにしている。
ただ普通にやるのでは、つまらなかったので魔力操作の鍛錬をしながらやっている。
掃除中は体に魔力を、纏うようにして肉体強化しながらやったら長い廊下も半分以下の早さで終われるようになった
また道具にも魔力を纏わせることでキツイ汚れもみるみるうちにきれいになっていった。 今の屋敷は一部ではあるが本当にピカピカになっている
「少しはまともに掃除できるようになってきたんすか?小間使い君」
俺を小間使い君と呼びながら話しかけてきたのはメイドの一人である。
今までは俺の世話をする側だったが、小間使いになったから逆に使う側としての快楽にでも目覚めたのか?
なにかしら突っかかってくるようになった こちらは、以前も迷惑をかけたことはないはずだが
「屋敷の掃除も出来るようになったんなら、次の仕事っすよ 小間使いで置いてもらえてるんやから感謝して仕事しなきゃいけないすよ」
俺としては、いつ追い出されてもいいんだが、一人になったほうがスキルを研究出来るし スキル集めもしたいな。最近は外に出ることも出来ず スキルの検証が出来ていない せっかくレベルアップと特典の効果で試したいことはたくさんあるのに
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