第95話 息子入院
息子が入院したので
新幹線に乗り 大阪まで行って来た。
土地勘のない大阪で 息子とLINEで連絡しながら
歩き回った。パンツを買ったり、ドライヤーが欲しいと言うので 行った事のなかったアパートまで取りに行ったり。肺炎だった息子が入院したらすぐ、連絡が取れる程度元気になったので良かった。
必要な連絡が取れて、頼ってもらえて、子供の役に立てるというのは幸せな事だなと しみじみ思った。
火曜に「熱が下がらない」と連絡が来た時には
三重在住の彼女が行ってくれた。そこから木曜に入院するまでの、心配で一番大変な部分は彼女がやってくれた。何て頼りになる、良い子なんだろう。。
木曜に「高熱が下がらない」と再連絡が来たので
「わかった。行くわ」とLINEを返し、会社を早退した。しかし息子は「待って。俺が帰りたい」と。
火曜に救急車を呼んだのに帰された息子は、とにかく東京に帰りたかったんだろう。
先月末に「ピアスが足に刺さった」と言っていたので
私は破傷風とか敗血症とか、はたまた虫垂炎などを
疑っていて「血液検査してもらって」と彼女宛にLINEを送っていた。三重に戻っていた彼女が息子をクリニックに誘導してくれて、血液検査してもらった結果「炎症値が高い」と、この前帰されたのとは別の総合病院宛に紹介状を書いてくれた。息子はタクシーで
病院まで行き、「肺が真っ白ですね」と言う事で
入院した。
何でもかんでも「風邪」で片付けようとして
大丈夫なのか危険な状態なのかを見極められない医者や看護師は沢山いる。
息子は「看護師さんが問診してくれた。ちゃんとした病院は看護師さんがちゃんとしてる」と。
本当にね 私もそれは、度々感じる。
「見極め」が出来るって事は「決めつけない」って事だ。決めつけていたら、本当の事は見えて来ない。
息子は「もう退院出来る」と言っているが
ただでさえ痩せすぎの息子が、「食べたら吐く」状態で3日も食べられなくて、体重が3キロ減っていた。
5キロ位増えないと、免疫は上がって来ないと思うんだよね。これは看護師さんでも何でもない私の
動物的な感覚なんだが。なのでもう少し入院して
退院後はこちらに戻って少し休んで欲しいが
本人が決める事なので、どうなるかはわからない。
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