罰王の唾王

エリー.ファー

罰王の唾王

 どんな情報でも得ようとする。

 欲望のままに生きるしかないのだ。


 目の奥に潜む世界である。


 赤い線香。

 ご愁傷様。

 戦うか。

 ステージの後ろに死人がいる。

 大人の形式。

 少年でありたい。

 本当ですか。

 いや。

 神様ですか。


 黒い真実には機械が必要なのだ。

 コピー機には烏が必要なのだ。

 嫉妬が必要なのだ。

 忘れてくれ。

 何もかも、忘れてくれ。

 ばいばい。

 さようなら。

 また会おう。

 小さい声が素敵過ぎる。

 青空に白いスーツが必要。

 ノートパソコン。

 観葉植物を粉にして吸ってみます。


「信也が来ます」

「深夜が帰っていきます」

「真也を殺します」


「男も女も、形が違う」

「大爆笑」

「手ぶらの男」

「結構であります。敬礼をしましょう。白いスーツで鳴子坂」

「矢作千年上演次回牛情報匹匹卯月橋でお待ちしておりますので、トリオでAVを見ましょう。それでいいですね。いいですよね。ほら、はい、と言って下さい」

「きゃんこうじょうしょう」

「観光情報ですね」


「ただの器用」

「赤いシャツ」

「ホームページにプロレスラーの影を書く仕事です。更新ボタンとはなんですか。麻薬王ってなんですか。前頭ですか。前頭タンバリンですか。後悔すると思いますか。何が、憧れ。何が、心情。何が、結構。何が、ベンゼン菌ですか。日本一って、ラグビー運転手じゃないとダメですからね。いいですね。もう、準備をしておいて下さいね。ランキングによって、問題を用意するのが正解だということですよ。」


「鹿と歯科と死か」


「コメントって、必要なんですかね」


「わっちゅう、ととっと、なって、今、八犬伝中っ、わぁっ。あるってれといないっことっ、あっ、かけてるねぇっ、あっかるのはしながーね」

「何の曲なの、それ」

「洗ったって言ってる私でもぉ、イタリアでもぉ、あるのかしらぁね」

「あっ、分かった気がするっ」


「万引きを許さないマン、参上」

「万引き犯をぶっ殺すマン、参上」

「万引きしたら犯人だけじゃなくて店も木端微塵にするマン、参上」

「あぁっ、罰も三乗」


「毛糸玉が呪われているように思うのですが、気のせいですか」

「はい、気のせいです」


「社会問題を本格的に解決しようとする限りは、社会についての知識が必要となり、それらが備わった時には社会を諦めることができるようになります」


「鹿が襲い掛かってきます」

「鹿って、強い動物ですよね」

「では、弱い動物とはなんですか」

「人間」

「正しい」


「死ぬぞ」

「何が」

「君も死ぬぞ」

「お前もな」

「はい、すみません」


「何かと汚くて困る」

「すべてが、どうしようもない」

「なぁ、そうだろう。清潔にするべきだ」

「しかし、綺麗になった時に、私たちはそこに立っていられるだろうか」

「難しいだろうな」

「そう、それこそが君に降りかかり悲劇なのだよ」

「殺してやろう」

「あぁ、夢を見せてあげよう」

「できる限りリアルなやつを頼む」


「スポーツの皮を被った殺し合い」

「皮なんか被らなくても、スポーツは殺し合いです」


「戦いとは悲劇の連続です」

「人によります」


「起承転結などない」

「現実は常に立ちはだかるものである」

「残念ながら、人によります」


「どう思っても構いません」


「勝とう。いや。勝つよ」

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