表情筋死に過ぎて転生してもモテない吾輩、魔王になったて称号が増えただけだったので此の度モテることを締めました

ちーずけーき

第1話



氷の魔王

表情筋が死にすぎて表情が微動だにしない俺が付けられた恥ずいあだ名だ

俺の前世は冴えない高校生

次転生したら異性からモテたいと強い願望を持って死んだら美少女に転生してた

当初は確かに異性からモテたいとは思ったが女の子にはなりたくなかったと号泣したが

途中からよく見てみると我ながら美少女であるとポジティブに思うことにしたがな

美しい銀の長髪に青い瞳超絶美少女で表情筋が死んでなかったらモテたと思うのに...

そう、俺は表情筋が死にすぎて今世もモテなかった

あぁー彼女欲しい

いや、今の俺は女だから彼氏なのか?

ということで、俺、婚活するために勇者(笑)とハーレム要員がいる人間の国の学園に部下と潜入します!

まあぶっちゃけ潜入と言うより婚活の為に行くんだけどな



「バハさん、人多すぎじゃない?」



「確かに人間が蟻のように群がってますね」



従者(四天王最強)の不死身の超巨大竜、灼熱のバハムートと人間の生徒として通うことになるヴァノム学園を見る

わぁ、今日からここで俺のバラ色ライフが始まるのか...

目指すは平凡に恋愛とかしたい

そのはずなんだけどなぁ



「うわぁ、見て!【烈火の貴公子】様よ!」



「すげー!!ホンモノだ!!!!!」



「隣の子めっちゃ可愛くね?」



「サイン下さい!!」



なんで俺の従者が有名になってんの?

【烈火の貴公子】って何?

俺の【氷の魔王】と同じくらい恥ずいじゃん

確かに俺の従者はイケメンだ

細マッチョでいい感じに筋肉引き締まってて、イケメンで、イケボで

黒髪に赤い瞳が妙にそれっぽくなってて

勝手に恥ずいあだ名付けられたお仲間じゃん



「バハムート、アンタめっちゃ有名じゃん」



「それは昔姫様が"人間の国の上層部の思惑を知るためにSS級冒険者になってこい"って言ったじゃないですか」



「あ〜そう言えばあった」



そう、確かにそう言ったことはあったよ

てか今思うと結構無茶ぶりだったわ〜

もういっそバハムートと結婚してもいいんじゃね?



「忘れてたんですか?酷いです」



「すまんすまん」



まだ言わないことにしよう

もしバハムートと結婚するならいい相手が見つからなかった時だ

なんせ年齢=恋人居ない歴の仲間だもんな

お前は生涯俺の友だぜ、バハムート(イケボ)



「バハムート、歩くの疲れた。抱っこして」



もう何キロ歩いたと思ってんだ

この学園異様に広いんだよ

足がクタクタだぜ

そういう時はバハムートが役に立つ



「私以外にその様に駄々こねってはいけませんよ」



「あい」



そういいながらバハムートはお姫様抱っこしてくれる

あー楽じゃのう

今度魔法で車作れるか実験してみよう

そしたら夢のドライブも出来るだろう

その時はバハムートを誘ってやるか

バハムートを連れて行くと色々と緊急時に対応できる

便利な奴だ



「ねぇ、俺たちすっごい目立ってないか」



「えぇ目立ってますね」



これじゃ俺の平凡な学園生活何処行った?

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表情筋死に過ぎて転生してもモテない吾輩、魔王になったて称号が増えただけだったので此の度モテることを締めました ちーずけーき @04110411

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