番外編 精神病と戦い、周りに流され続けても生きることを辞めない人の話―後編―
「少しは落ち着きました?」
『は、はい。続けてください。』
「じゃあ、Aさんにとっての“ゴール”というか、理想像はありますか?」
『悩みを解決する理想像ですか?』
「はい、そういうことです。」
『それはもちろん、信頼できる人に打ち明けて、その人がわかってくれて、その後も気にかけてくれる…みたいな?』
「なるほど。では、最後に何か言いたいことがあれば、どうぞ」
『言いたいこと?』
「特に無いですか?」
『あー、まず私は今までの経験上、何事も気にすることもなく相談できる人がいるだけでだいぶ楽になるということを学んだので、そういう人がたくさんいるって言うことは大事にしてほしい気持ちがありますね。そして、身の回りにいる人達に少なからず苦痛と戦う人がいるということ。そして、生きる意味を失いそうになっている人が大勢いることを忘れないでほしいですね。そして、私も含めて誰かにSOSが届けば、救われる命があること。人を責める人もその分居るけど、助けになる人もいるということを知っていてほしい…というか、これ、誰に何を語っているんだろ(笑)』
「きっと届きますよ、多分」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
いかがでしたでしょうか。
魂のこもったAさんの話を見て、少しでも心に刺さってくれたあなたに感謝します。それでは、最後に一言。
Aさんの言葉よ、皆に届け。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます