15日
14日午後3時ごろ、堺市の女性(26)が自宅を掃除中に寝室のベッドの下に女性の遺体が横たわっているのを発見した。その女性からの連絡で駆けつけた同居の夫(27)が110番通報した。
遺体は住民女性とよく似た顔をしていたため発見者の女性は「自分が死んでいるように見え、正常な判断ができなかった。先に夫に連絡してしまい、通報が遅れた」と話している。
捜査関係者によると、遺体と共にベッド下には遺体女性の所持品とみられるバッグがあり、身分証から埼玉県に在住のN田Y子氏(23)と判明した。
死因は毒物による中毒死で、遺体の右手とバッグ内のハンカチから同様の毒物が検出された。
近隣住民の証言では、事件当時女性の悲鳴は聞いたが、言い争っているような声や物音はなかった。
N田氏は住民男性の元恋人であり、現在に至るまでの間に連絡を取り合っていたわけではなく、現在の住居に引っ越すことも引越し先の住所も伝えていなかったという。住民女性とN田氏は面識はなかった。
住宅の玄関ドア、洗面所の水栓、寝室のドア、ベッド裏や床などからN田氏の指紋が検出された。
バッグの中に事件現場である住宅の合鍵が見つかっている。
バッグの中の手帳の1ページに遺書のような両親へ向けたメッセージが見つかったため、男女関係のもつれが原因の自殺として調べを進めている。
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