第六話 俺、体育最強

5/15 {現世}


俺は昨日の反省を完全に記憶から抹殺し、体育の授業ということで、みんなでサッカーという愉快なパーティーゲームをしている。


「Oァイアトルネードぉぉぉぉぉ」


「ははははははっくっそだせええええええ」


途中までは良かった。だが、蹴るタイミングがズレてしまって、超ダサいシュートフォームになってしまった。

だから流石にキーパーに止められてしまった。


「タイミングさえ合っていれば完璧パーフェクトだったのに!!!」


「いやいや!!あれでこんな強いシュート打てるのでもキモいから」


異界の方で剣術の方も学んでいたんだけど、それを現世でも暇だから練習していたらこうなった。ほんと、なんでなんだろうな。

別にサッカーの練習はしていたわけでもないからな。


「全員!......♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪」


体育の先生がリコーダーを吹いた。なぜリコーダー?そしてもう、みんな集合してます。少しの間、マックの受付で流れるBGMを吹いているという謎の光景が訪れた。


「こっからはAとC、BとDでチーム対抗戦をしてもらう。

 審判を各チームごと1人ずつ決めて、スタートしろ」


「「「「「ハイル・ヒトラー!」」」」」


「.......よし、GO〜〜〜〜〜!!!!!」


先生はめっちゃいい顔しながら2コートに指さした。

なんというかこの先生は変わっている。でも、優しいので良き。


「れいや!!!早く来ないとエース取られるぞ!!!」


「エースストライカーは俺のもの!!!」


俺は超ダッシュしてコートに向かった。


*


「スタート.....は...?」


俺のチームが先行になったため、俺はボールを受け取った。そして...


「ここが貴様の墓場だぁあぁ!!!Oァイアトルネードぅぉぉぅ」


お約束どおり、空振り。入らずに逆に後ろの方に飛んでいってしまった。


「ははははは...っだせええええひひひひひwwwwwww」


「ぶっぶふふぉっ.....」


「笑うな〜〜〜!!!」


せいやがめちゃくちゃ声出して笑ってる。うわぁ、うっざ。


「1てええええん!!」


「守護神!どうしたぁ!!!」


あの守護神が簡単に負けることはありえない。あいつはあれでも県大会に補欠で出てるキーパーだ。


「....笑っちゃって...ブフッ」


「全部、俺のせいやんけ!!!」


やばい、これ絶対に黒歴史になるやつだ。でも、まだいける。


「せいや、絶対に次入れるから、もう一度だけ」


「........うん...ぉ」


「...笑ってんのごまかせてねえよ」


pi-----


俺はボールをせいやから貰い、最強の一撃を放つ。


「くらえっ、O熱ストームぅぅぅぅぅ」


「すげえ」


「......あぁあぁ」


相手のキーパーまでも、校舎側の方向をただたんに見つめ、ボールは入っていった。


「どうだ?凄いだろ...てか何見てだよ。お前らは」


「....可愛い女子が、教室の中にいた女子のスカート全貌が見えてた」


「はあ?!!」


「あれ、めっちゃセクシーなパンツはいていたよな」


「紐パン...想像しちゃうな」


....え〜....なんというか。言いたいことがあります。

..........ほんと、女子のパンツって、何があんなに魅力的なんだ?

見てみたかったけど根本的な理由がなかった俺だった。


結局、このあと審判がどっちも見てなかったから点数入れてくれず、負けました。


次は 9/23又は9/24のどちらかの18:00あたりに追加します。

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