教育や与える情報量によって、かなり偏った価値観を植え付けることは難しくないですからね。
ニュータイプが、そんなふうに思うのは自然かもしれません。人間の都合のいい価値観の植え付け……
ひどい話しな気がしますが、日本の教育も少なからず、そういうところがあるかもしれないと、ときどき心配になります。
ニュータイプのみんなは、頭が良さそうなので、もしかしたらある程度わかったうえでの言動だったのかもとちょっと思いましたが……私の願望かもしれません。
ニュータイプのみんなが、少しでも幸せに使命を果たせることを祈ります。
おもしろかったです。
ありがとうございました♪
作者からの返信
コメント、ありがとうございます。
ニュータイプは汚染地域で仕事をさせるためにつくられた存在です。肉体はもちろん、その精神も・・・。産まれた時から軍隊や宗教団体の中で育てられたようなものです。
そうした存在を作り出した時、いつか彼らの反撃があるというのはSFの常とうパターンですが、それをあえてやりました。
後に長編2作の構想があるのですが、ニュータイプと人間の関係をそこで書けたらと考えています。
これからも御贔屓に、よろしくお願いします。
てっきりこのタイトルでまた何十話か続けるのだろうなと思っていたんですが、三話で完結されたんですね。朱音の視点だけで、一つのイベントをめぐる小さな波乱を描くことに集中なさったので、ドラマとしてのまとまりはいいと思います。ニュータイプの描写も、いくらか謎めいた印象から一歩踏み出した存在感が出ていて、これはこの先の布石にもなりそうです。
ただ、おそらくはこの作品、この先の大長編の予告的な内容を意図していらっしゃるのでしょうが、それにしてはきれいにまとまりすぎというか w。もうちょっと、あちこち飛び出たり寸足らずだったりしていたもよかったんではないかと思いました。あまり煽り文句だらけのCM然とした短編になるのも考えものですけれど、そういう色合いというか、ケレン味もいくらか入っていたら、などとも。
娘との関係は、この時点では良好だったんですね。アオイがニュータイプたちとどう関わったのか、そこに何らかのドラマはあったのか、そのへんも含めて複層的な物語にしてもらえたらなあ、と勝手に期待しているのですが、そこは次作を読んでみるしかないというところでしょうか。
何はともあれ、新しい物語が再開される日をお待ちしています。せかす意図はありませんので、じっくりお話を煮込んでいただければ ^^。
作者からの返信
コメント、ありがとうございます。
朱音が単なるマッドサイエンティストでないことを、そして、プロジェクトの中核にいてもどうしようもないことがあることを書いてみました。
次は、ニュータイプの現場での仕事ぶりを、というところなのですが、迷いがあって筆が止まっています。
聖域内のことです。彼らがそこで直面するのは単純な死か、モンスターか?
モンスター設定で書いていたのですが、すると原発事故のリアリティーが失われてしまうような気がしまして……。
考えがまとまったら、再開したいと思います。それまでは、カクヨムコンというお祭りに何を書くのか、というのが当面の問題です。
ちなみに、今、苦手な恋愛ファンタジー小説に挑戦しています。今月中に発表するつもりなので、そちらも読んでもらえたら嬉しいです。