ダンジョンで死にかけた俺は、スキル『ランダム付与』手にいれ、S級ダンジョンを攻略済みです。

@katoon-

一話 『ランダム付与』

「ハア。ハア。やばい。HP《ヘルプポイント》が0になる!」

『スキル「ランダム付与」を手にいれました』

こんな時に…!

これを使うしかない!

「ランダム付与!」

《鉄の剣に1000が付与されました》

は?hs?は?はあああああ〜!!

嘘だろ。だって1000だよ?


すると第一階のフロアボスが木剣を振り回してきた。

やばい! でも、こいつなら…!

俺は、フロアボスに向かって剣を投げた。


ザクっ!


当たったようだ。

パリン!


《経験値800を獲得しました》

《キングスライムの称号を手にいれました》

《鉄の剣が消滅しました》


しまった。鉄の剣が…あのなんかすごかった一撃で倒せる剣がああああああ。


「お、おいお前ボス部屋まで行ったのか?! ていうか倒してる」


後ろにいるのは

そう俺は高校生。今日から、D級ダンジョンに入れるようになった高校生。

その名も[カイン]だ。


「すげえ!」「やっぱカインだ!」「カインはすげえな。」


「ちっ!俺だって…あいつばっかり…」

そうやっては他に行ってしまった。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


家に帰ると真っ先に自分の部屋のベットに入った

「はあD級ダンジョンの1階で1日かけちゃったよ。」

壁を見ると『妥当S級ダンジョン!』と書かれていた

「これじゃ無理だ。」

そうだ!を使ってみるか。

「ランダム付与!」


《制服に「身体能力+300」が付与されました。》


ランダムってそういうことか。

本当にランダムだから。あんな強さなのか。

いいぜこれ。絶対強い!


《レベルアップしました》


名前:カイン

職業:冒険家. Lv.1→Lv.3

生命力:【F】

身体能力:【G】→【F】

魔力:【F】

精神力:【D】

運:【E】

総合:【F++】→【E】

スキル:『ランダム付与』『炎玉』

装備:制服・身軽さの腕輪

装備:なし


おお!強くなってるぞ!

明日は二階層だな

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


1階は、ブルースライムだったのが 2階は、レッドスライムとホブゴブリンか。

「炎玉!」


ホブゴブリンが焼け死んでいく。

「うわあ… ホブゴブリンの牙だらけだ。」


レッドスライムゾーンでは…

レッドスライムは炎耐性があるから剣でやらないと。


「ランダム付与!」

何が出るかな♪


《木剣に「挑発」が付与されました。》


うーん? 挑発って誘き寄せるやつじゃんか。

いみねええええええ

木剣はFランク装備だから一つしか装備できないよお。


「GAAAAAAA」

「うわわ!」

いっぱいきたー!!


「おらあ!」

一つずつ倒していく。


「いやキリがないって!!」

挑発やべえ。


あ!ボス部屋!

「開始早々ボスベア発見!」

いけええええ!


「ついた!」


ぎいいいいいいいいいい!


ボス部屋に入ると、キングゴブリンが出てきた。


「き、キングゴブリン!」

炎以外、耐性があるんだろ!?やばいよ。

炎玉は魔力なくて尽きたし…

木剣なんか、挑発してるし。

《武器を選んでください》


「そうだ!」

さっきの、レッドスライムのレダドロップ品の炎の石。

めっちゃ倒したから持ってるんだ。

とさっき拾った太い枝をくっつけて…

「出来た!」

槍だ!ってこれでいいのかな?


《新武器ができました。「炎の槍」》


炎の槍 炎の攻撃をしているのと同じになる。攻撃力300 耐久力100/100

    Eランク


え?めっちゃ強い武器作っちゃったよおおおおおおお!

耐久力がやけに低いけど(木剣は300だよ)

あ、Eランクだから付与3個できる。


「よし、「ランダム付与!」×3!」


こうすれば3階やったことになるって授業でやったんだ。


《炎の槍に「攻撃力+700」が付与されました》

《「クリティカルヒット率100%」が付与されました》

《「耐久力+600」が付与されました》


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