第28話 ネット大会

 今回の大会は大した規模では無い小さな大会らしいが、こうして出場する事になった。

 やはり初めてと言う事もあり緊張する。

 大会までの数日間は特に念入りに練習を重ね仕上げていく。

 勿論バイクでの気分転換も忘れない。

 そして大会当日。

 ネット大会なのでラグは大丈夫なのかと心配もあるが、「まぁやってみよう」の精神で頑張る!気合い充分!いくぞ!!

 ……あっさり一回戦突破。

 きっと周りと連携取れなかったのか、緊張で上手く動けなかったのだろう。

 私はこういう修羅場は多く経験した方だと自負出来るのでいつも通りに立ち回れた。

 そして試合が進んで行く。

 気付けば決勝戦。

 しかし難無く勝ててしまう。


「あ、あれ?、こんなはずでは……」

 初めてで判らなかったけど、小さい大会だったみたいだ。


 この後、数試合別の試合にもエントリーしてある。

 「この調子で頑張るぞー!」


 そんな感じで多くの試合を好成績で勝ち進む。

 結果として優勝を逃す事もあるが、運が良かっただけなのか1〜3位くらいの成績は収められている。


 たまに強い人にも当たるが、全く勝てない程実力は開いていない様にも思える。


 そんな中1人の人から連絡が入る。

 自称プロらしい。こんなゲームにプロが就くとか聞いた事ないが、取り敢えずゲームで対戦してみる。


 強い。確かに強い。

 この人とその友達も私以上の強さがある人も多い。


 それから毎日、なぎ達フレンドと遊んだ後はこの人達とのめり込んで遊ぶ事になる。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る