第19話 快進撃
私は破竹の勢いでランクを駆け上がって行く。今までの苦労と悩みが何だったのか判らない程にゲームが楽しい。
思えば昔はよくコントローラでゲームをあそんでいた。
私がゲームしていた当時よりボタンは増えてはいるが、しっかりと手に馴染む。
気付けば最高ランク帯の手前まで来ている。
この調子で上がるぞ!!
……と、まではならなかった。流石に相手も手強い。私のいるランク帯は仲間になる人の闘い方の相性が合わない事や、私を含む誰かのケアレスミスでも負けてしまうシビアな世界になって来ている。
私のゲームスキル以上にどうにも仲間達との連携に問題がある様に思えてならない。
独学の弊害なのだろうか。
ここへ来て勢いが完全に止まる。
人の所為と一度考えてしまうと、その考えから離れなくなってしまう。
他の要因が考える事が出来ない。
こんな時はやはりバイクだな。
気の合う仲間と夜風を切るに限る。
仲間にもその話をすると
「気晴らしに別のゲームでもしてみたら?PCでも他のゲームもあるんじゃ無いの?」と言われ、
何かのヒントにもなるかもとジャンルが全く違がMMOと言う物を購入してみる。
有名シリーズの何作目かのゲームらしい。
自分のキャラクターを可愛く作れたり、常に狙われる張り詰めた空気もない。戦闘はそれなりに張り詰めるが、ストーリーに笑いあり涙ありで癒しもある。
あぁ、このゲーム楽しいかも。
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