紫色の月に闇を見せる。いや、嘘。

紫色の月に闇を見せる。いや、嘘。

「いや、ちょっと待ってよ」

「きついんだって」

「何ごともなく。何もなく」

「シビアではない」

「泡の中に閉じ込めて下さい。お願いします」

「スーツを着て死のう」

「つぶらな瞳を潰します」

「めっちゃ怖い」

「お笑い芸人のクローンに電流を流します」

「痙攣を活かしたツッコミをしてくれそう」

「工事は中止です」

「赤い眼鏡を埋めておいて下さい」

「お笑いに本気になれないんだよね」

「そうかなぁ」

「ネオンは高潔ではない」

「もしもし」

「もしもし、もしもし」

「もしもし、もしもし、あぁ、そうか」

「えぇ、そうです。失礼いたします。さようなら」

「黒い殺し方を教えて下さい」

「白い闇を見せましょう」

「カップラーメンって最高だよね」

「カーテンに浸して下さい」

「ラジオが好きです」

「いや、嫌いです」

「ベーコンエッグ型の爆弾が欲しいんですけど」

「あげません」

「チョコレート味の爆弾が欲しいんですけど」

「ありますよ。ただし、高いですよ」

「何がパラダイスだバカ野郎」

「勝負って何」

「何が勝負なんよ」

「勝負とは、勝負のことです」

「何もかも勝負になるんですよ」

「やさぐれてます」

「夜探れてます」

「縄跳びが最高」

「グラススタンピード、エラーショート」

「ネオン街こそ、最高です」

「落下するなら、今がある」

「転落するために世界がある」

「今ではない。そして、昔もない」

「言い訳を下さい。お願いします」

「丸い鉄」

「目を真っ黒にして下さい」

「ぶっ潰しますが、よろしいですか」

「お願いいたします」

「無色透明って、パフェのことですよね」

「怪人と水辺と鈴とワイシャツですね。うーん、最高」

「お金で下さい」

「本当に、大金が欲しい」

「借金ならありますけど」

「借金はあげませんよ」

「麦茶を凍らせて凶器にしましょう」

「キーボードを下さい」

「いや、寄木細工を下さい」

「アルファベットですか」

「プレビューですか」

「薬物ですか」

「太陽ではありません」

「ギャラの分配をどうにかして下さい」

「貯金を切り崩して下さい」

「ゴルフの話ばっかりですね」

「親バカですか、子バカですか。いえ、親戚バカと赤ちゃんバカです」

「うん、何か違うね」

「黒い出血」

「ジープで殺し屋を呼んで下さい」

「電話が繋がりません」

「運も実力もないんだから、アンダーグラウンドで死ね」

「この枯葉模様」

「えぐいっす」

「マジで」

「やべぇっす」

「マジ最高っす」

「嘘つきっすね」

「コントを潰してくれ」

「前山田ってなんだよ。強すぎるだろ。あと、シンナーを吸うなって、バカ」

「シュールに逃げるな」

「シュールにもなってないと思うけどね」

「文字数で勝負しませんか」

「上等だ、この野郎」

「やってやるって」

「やってやるって話だって」

「ベーコン下さい」

「べべべべべっ、ベーコンっ」

「あと、チーズも」

「チーズだけは渡さない」

「襖で殺して下さい」

「扇風機を使って殺意を増幅するイメージです」

「本気でやってみなって」

「本気じゃん」

「こんな簡単に嘘をつけるんだったら、大事にしておくべきだったな」

「ジャパンじゃん。イッツァスモールワールドだって話でしょ。ねぇ、そうでしょ」

「応援してやるから、見せてみなって」

「まただ、また、我が儘が始まっちゃったよ」