第52話 集中力

 集中力はある方だと思う。


 集中したら全てを遮断し飲まず食わす寝ずも可能です。そんな集中力を発揮すべきボランティアが本日はあった。子供達(新入生と卒業生)への栞プレゼント作りである。


 いつもの朝はカクヨムからのゆっくりスタート。しかし今日はボランティア。しかも場所が学校でなく別の場所、9時半現地集合です。

 朝ごはんを食べず、現場へ急いだ。


 本日は栞作り最大の山場、押し花を入れてパウチをする作業。この道12年、一気にやったるでー! 終わったらランチだー!

 ( ̄▽ ̄)✨余裕しゃくしゃく~♪


 そして挑んだ栞製作。順調だった。集中した我に敵無し! すぽぽん すぽぽん 出来上がっていく栞たち。そして10時になった時だった。


「はい、皆さん喉潤して。水分取ってね」


 栞の師匠であるお母さんが紙コップにお茶を入れてくれた。ありがたい✨ゴクゴク飲んで潤いチャージ‼️ するととんでもないことが起こった。


 やば(゜ロ゜)集中力切れた

 正確に言えば集中力よりも巨大なものを目覚めさせてしまった。


 ぐおおぉぉぉぉぉごおおおおォォォ


 ここは飛行場ですか? 

 しかもジャンボ級。

 爆音を響かせた我が胃袋は誰も止められない。


 その後、集中力なんてものは皆無だった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る