第22話 久々のボランティア

 本日は図書ボランティアの日です。卒業生と新入生に贈るしおり作りが今週から始まりました。海空はこのしおり作りにしか参加してません。


 さて、そのしおり作りですが、

 まず画用紙を切って角に飾りの折り紙を貼り付けます。海空は不器用なのでカッターは無理。貼り付け係です。


 折り紙に糊をヌリヌリ厚紙にペタ


 慣れてくるとズレも出てきます。


「あ、ちょっとズレた」


 裏返すとはみ出た折り紙が見えます。


「これ、ハサミで切っちゃっていい?」


「え、気にならなきゃそのままでもいいよー」


 とO型が言う。その隣のO型もそのままでいいと。もちろん海空もO型なので気にならない。


「O型以外の意見が聞きたい……」


 すると隣のO型が、「狐さんA型だよね、気になる?」と言うので海空の右隣の狐さんに見てもらった。


「ん、全然気にならないよ」


「良かった、A型が言うなら間違いないか!」


「あたしO型だけどね」


 なんなんじゃーーーーい!!


 昔から図書ボランティアはO型が集まる。


「じゃ、狸さんは何型? O型じゃないよね」


 少しで離れた位置の狸さんに聞いた。


「うん、A型。全然気になんないよ✨」←自信満々


「いや、見てないし!!」


 図書ボランティア適当なのが多くて楽しい。笑




 

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