第二部
小説 極 秘 文 書 第二部
私の考えとして昭和20年頃に日本は空襲で焼け野原にされ、同年8月15日、昭和天皇は無条件降伏をしてアメリカの占領下でマッカーサー元帥、シ-ボルト外交局長(GHQ)の下で、昭和天皇、田島宮内庁長官、吉田 茂 総理大臣、白洲次郎氏(通訳)の時代に日本の復興が始まり、昭和23年12月23日A級戦犯の東条英機元首相ら7人は戦争犯罪者として死刑になりました。吉田総理がマッカ-サ元帥に天皇陛下を死刑にするなら自分を死刑にと言ったそうです。この混乱の時期に天皇陛下を象徴として国の安定をはかり数年後、常陸宮殿下を発明協会の総裁に在籍して錦の御旗を掲げる事で抑止力として事件の発覚を制御し40年程発明協会は特許の詐欺で国民の発明をふるいにかけ、特許の権利を消滅させる仕組みを利用し、利益を得た企業と株式を持っている富裕層(財閥)等が戦後、儲けたお金で衆議院議員や参議院議員に政治献金をしてきた事になる。また各都道府県の発明協会支部長には多くの知事が就任していました。特許の詐欺で儲けたお金で政治献金を受けていた事になり、全国で選挙のやり直しや特許の損害賠償裁判が起こり、日本経済が崩壊する様な事件に発展する。又1300年以上続く日本の天皇制度を巻き込み政治経済が空中分解する様な事を考え、戦後40年程度で経済大国と言われる様になりましたが、戦前日本はアメリカとイギリスの三カ国同盟が日本には不利な条件の為、決裂し真珠湾攻撃をしてしまい戦争に突入していった為に。昭和20年に日本は空襲で周囲が海の為、逃げ場が無く武器の持っていない罪のない無抵抗の老人や女性、子供達までが無差別に爆撃をうけ、何十万人の人々が丸焼きにされ、広島や長崎では核爆弾が投下されて核の人体実験が行われ、日本列島を抵抗が出来ない様に焼け野原にして無条件降伏させた世界条約違反である。この様な右往左往していた時期に、日本人が常陸宮殿下や発明協会を利用して特許の詐欺事件の方法を考える事が出来たのか疑問である。アメリカは復興する日本にいろいろな予算を付け、基地を拡大させたり武器を売ったり貿易等に核の傘で圧力をかけ莫大な利益を上げ、日本列島を浮沈空母の基地に利用しアラスカから日本列島、ヨ-ロッパの同盟国で大国のロシア、中国を包囲して自国を守る為に利用している、アメリカは日本の為に核戦争までして、日本を守る事はありえない。日本はいい加減に目を覚ませ。北はロシア、西は韓国、北朝鮮、中国と問題を抱えている。他の国から石川県や福井県の原子炉建屋をミサイル等で爆撃を受けた場合、季節風が日本海側から太平洋方面に吹く為、日本の中枢部分が数十年間住めなくなる。福島の原発事故後特許庁に新原子炉建屋が出願されています。上部の水槽(プール)と下部の格納容器設置場所を一体型に構成し電力が喪失した非常事態にも重力を利用し冷却を続ける事を特徴とした新原子炉建屋、海抜30m程の山中や地中に埋設し免震工法や地震、津波等に対応する様に施工。(特許出願人、堀本幸次)他国からの攻撃等で原子炉の冷却が停止した時に原子炉の器が溶けない様に出来ていない、この時期に古い原発の停止期間を計算から除外して60年に延長や新規の原発の図面等の製作に取り組んでいますが、安心安全と言う言葉はもう通用しない、無責任すぎると思います。福島の原発事故は地震で電力が喪失した時に発電機が津波で流された事で起きた事故で後始末に30兆円以上の金額が必要とされているが、経済の損害等含めば大変な金額になる。この様な重大な事故が起きた時は、責任者である内閣総理大臣や関係者の財産を差し押さえ命令が出来るようにする事も大切だと思います。又、当時の私には好きな女性がいて家に行った時に、私用で東京に行く話をすると母親が娘も勤務先の出張で、東京に行くから一緒に行ってきたらと言って、背中を押してくれたので東京へ一緒に行く事になり、自分の用事を早々に済まして出張先に行き、お通さん仮名を東京に残して一人で帰りたくない、お通さんが好きやと言った。今、言った事ほんとうやね、信じていても良いの、と言われ良いよと言っていた。それから半年後ぐらいに、お通さんから自宅に電話があり、母に今日家に来てほしいと伝言があったと聞き、私は少し遅い時間でしたが車でとなり町の家に行って、玄関を入るとお父さんと客にすれ違ったので、お通さんから電話で今日家に来てほしいと連絡があったので、上がらしてもらいますと言って、奥の部屋に入ると高校生の妹と中学生の妹が部屋にいたので、お通さんが電話で今日家に来てほしいと言っていたと聞いたが何か変わった事でもあったのか教えてと話すと、二人が一瞬うつむいたので『何かあったな、と思った』そして話を変える様に(猫が体調不良で心配しているの)と言ったので、私は妹たちを巻き込んではいけないと思い、私の家は母が3ヶ月程前から体調不良で寝たり起きたりしている話をしていると、お通さんが風呂から出てきたのか、髪が濡れたままで部屋に入って来たので、何か変わった事でもあったのかと聞くと私の前にいったん座ったが、うつむいたままで何も答えず部屋を出て行ったので、髪を乾かしに行ったのかと思って待っていたが部屋に戻って来ないので、妹に遅くなってきたから今日は家に帰るからと言っといて、と言って家を出ると表の部屋の窓が空いていて、髪をぬらしたままのお通さんがお父さんの横に座っていた。満月で周りが明るくお互いがよく見えた。すぐに結婚話でお客が来ていると思いました『家に来てほしいと言ったのはこの事かと思った』私はお通さんと対面になる場所に立ち止まっていると、私に気が付いてじっと見つめて来るが、私はどうして良いのか分からず、お通さんの顔を見ている事が出来ず、満月を二度、三度と見たりしながら繰り返しお通さんを見ていた手も足も出ないとは、こう言う事かと思い、しばらく見つめ合っていたが家の中にいる、お通さんに声を掛ける事が出来ず私は頭を下げ『心の中でどうする事も出来ず、ごめんと言って』帰り際、振り返りお通さんの顔をみたのが最後になりました。この頃から人生の歯車が、くるい始めている事は知る由もない。3~4日程して3ヶ月程前から体調を崩していた母が予約していた医大病院へ検査入院し、4日目の注射のミスから意識が無くなり危篤状態になり、医師から高額な注射をしなければ、いけなくなって、しまいましたが良いですかと言われ良いですと言った。大阪に勤めに行っていた妹も呼んでいたので母を兄夫婦と私と妹が24時間交代で看病 した帰り、後を振り向けば病院の壁に手を突っ張り、うつむいていた妹に気分が悪いのかと言うと、いつも前ばかり向いて周りを見て、気配りが出来ていないから恋人が出来ないのと怒っていた。「私は妹には好きな女性がいる事は話していなかった」入院から10日で母は亡くなりました。お通さんと母が電話で話をして2週間でした。(昭和49年3月23日没)60歳。兄が親の死を金にしたと言われるから、医療ミスの事は言わない様に言いました。妹の結婚が決まっていたが、結婚しないと言い出した。兄妹で何も言わなくても分かっていた。私は小学生の頃から新聞配達をしてきました。学生服や6年生の修学旅行、中学生の修学旅行等の費用は自分で支払ってきた。20歳の頃に母に今まで兄が家の為に尽くして来たから、今度はお前が家の事や妹を高校に行かせてやってほしいと言ったので給料は母にわたしていた。妹がこれ以上負担をかけたくないと思っているぐらい分かっていた。母の葬儀も終わっていたし、私は妹の相手の方が遠方に転勤をして行ったので、今のままでは結婚話が終わってしまうと思い、母が死んで直ぐなので結納や結婚式をしないで嫁に行く様に説得した。私には少しの荷物しか出来なかったので、兄嫁が嫁に来た時の着物等をタンスの中に入れてくれた。トラックに荷物を載せて、片道7時間程かけて妹を送って行った。賢ちゃん預けたよと言った帰りは涙を見られるのでトラックに飛び乗った、バックミラーに二人の姿がぼんやりと映ってみえた。涙が出て止まらない親父が亡くなっていたから肩の荷が下りたはずなのに、『生前母にお父さんが死んだ時に、この子は冷たい泣きもしないのかと言われていた』。突っ張って生きてきたのが一気に崩れたのか、路肩に車を停め一時間程泣いた頬には涙があふれ人間には、こんなに涙があるのかと思いました。当時の若い私には一度に色々な事が重なって来ていたので、自分の結婚は当分出来なくなると考え、友人に頼み心にもない事をお通さんに伝えていた、お通さんはうつむいて何も答えなかったと聞きました。後にお通さんの勤め先の出張で東京に同行し部外者の私をホテルに泊め、あくる日は一緒に観光し好きにさせてくれた上司に町で出会い(なぜ彼女の事を相談にこなかった)と聞かれ、上司が(彼女の家に行って、親御さんに話をすれば良かった事だ)と言われたが、私は何も答える事ができなかった。子供の頃から一生懸命働いてきた結果が、一瞬の間に次から次へと身近で大切なものを嵐に吹き飛ばされた様に、身の回りの物を何もかも無くし、灯りが灯っていない家に帰った時に、あれ居ないのかと思い、お母と呼びかけた一瞬あっと思った、この時には母が死んだ事をしみじみと感じ、ぽつんと一人になった寂しさがこみ上げてきた。無情の鐘は時を嫌わぬと言われるが難しい問題や、巡り合わせが次から次へと津波の様に起きて来る。こんな時期に特許庁から手続補正命令書が届いた。
第二部 完 著者 堀本 幸次
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