第31話 計画内容
そして俺たちは大まかな計画を立てた。
大まかな計画はこうだ。
自由時間になって自由に動けるようになったら誰かにに大きく問題を起こしてもらう。そしてその間に俺たちが逃げ、合図を出したら誰かがが勝手に蒼のところからもらった煙玉を投げて逃げる。
そして合流してから逃げるという流れだ。
なぜ誰かと言っているのはこの計画に勧誘したい人が何人かいるからだ。
特に鈴や、蒼などは入れたいと思っている。
理由は鈴は一回逃げるのに成功しているということ。
蒼は薬に詳しくその蒼が作った薬が使えると脱獄のルートの幅も広がるからだ。
と言うことで紫音が蓮に嘘の報告をしに行くのだが今紫音が怖いからついてきてほしいと言われている。
「いやマジでお願い。瑠樹でいいから俺一人であれに話すのきついんだよ」
「知るかよ。第一お前が勝手に看守に命令されたんだろう?」
「いやお前らのせいで俺巻き込まれたんだからな?俺かわいそうな被害者だぞ?」
「被害者ぶってるんじゃねーよ。とにかく行かないからな」
「行かない...あそっか。そうだよあいつらのとこ行かなければいーんだよ」
「「...俺はどうなっても知らない」からな」
「まぁ多分大丈夫だってー行こうよ。まずは蒼のところな」
「まぁ俺はいいけど...瑠樹どうする?」
「まぁいいんじゃね?お咎めがあるのは紫音だけだろ?」
「そうだね」
「「「じゃあ行くか」」」
三人の意見がまとまり、まず蒼を誘ってみることにした。
そして蒼のところへ行くとなんかの実験を行っていた。
「その薬って大丈夫なの?」
「うわ、びっくりした。見てのとおりかもわかれへんけど今実験中なんやんな。
あとこらちゃんと看守に頼み込んでもうたんだ。その代わり回復薬作らされたけど」
「ほんとうか?」
「ほんまやで」
「そっか」
「ほんで、なんか僕に用があるんちゃうん?それとも暇やった?」
「嗚呼そうだった。あのさ突然で悪いんだけど脱獄とかって興味あったりする?」
「うーん。僕は薬学ができたらどこでもええで」
蒼が薬品にリトマス紙を浸しながら言う。するといきなり紫音が会話に割って入って来た。
「えーじゃあ一緒に脱獄してくれないってことか?」
「紫音はいくんか?」
「いくよ」
「んーしゃあないな。付き合うたるで」
「「「やった」」」
「ただし、条件としてここをもし出れたとき僕の薬の研究のためにいろいろ持ってきてくれること要求するで」
俺と瑠樹が少し考えているいきなり紫音が快くOKを出した。
「やった!もしもこっから出たらバリバリつこたるから覚悟しとけや?」
「俺は別にいいよ。だって前やってたことと変わらないわけだし。いいよね?お前らも」
「まぁいいよ俺は」
「まぁ紫音や蘭が言うなら俺もそれでいーぜ」
「じゃあ交渉成立だな」
「たのしみやなー。ここ出たらまた好きなように毒薬とか作れる」
「恐ろしいな」
こうしてまずは蒼の勧誘に成功した。
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