相場展望。ドル円の急激な上昇(円高)について

イエレン氏、ファンダメンタルズはインフレ鈍化なお示していると指摘

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-05-03/SCXD5CT0G1KW00?srnd=cojp-v2


(*´Д`) 住宅価格の高止まり。これが住友林業の米国住宅事業を好調にした。

また豪州ABCでも「住居費の高騰が深刻で庶民が生活できない」と繰り返し放送。

先月まで聞いていたニュジーランド、RNZはなまりがすごくてなに言ってるのかよくわからなかったが、家賃の高さについて語ってることが多かった。


インフレを示す指数で、コロナ型のコストプッシュ型のインフレであれば、

海運運賃上昇 → 原油高 → コモディティの上昇→ 物流倉庫の費用増 → 陸上も運賃上昇 →  各企業の仕入れコストの上昇 →家賃や住居費などの上昇。

どこの企業も経営が苦しい(22年の株価急落) → 

やがてこなれてきて23年までに販売価格の上昇に転嫁となる。


俺は22年に諸君らに株を買っておくように言った。

23年以降、インフレに耐えた企業の株価が上がった。


海運や商社は当然として、住友林業は根強いインフレにかなり強い企業だ。

なぜなら上流である材木価格の高騰は、まず材木を伐採し加工し流通させる事業で圧倒的な増益要因となったが、この企業は材木を別の業者に販売するのみならず、

みずからが建築することもできる。


インフレの初めから終わりまで、いつでも利益を出せる体質の企業なのだ。

バフェット氏は米国住宅建築企業に投資妙味があると半年前から語る。


筆者の住友林業 買値1,949円  株価5.360円 含み益 341,100円

175%の株価上昇であり、買値の3倍近くに成長した。

その間に得た配当金を含めると、トータルリターンはさらに増える。

今期の配当見通しが130円となっているので、

買値当たりの配当利回りが6.6%と圧倒的な高さだ。


この株を取得したのが21年か22年の6月頃だと記憶してる

(正確な時期は忘れた)

今の日本株でこのような配当利回りの株があるとしたら、

誰だって新NISAで飛びつくだろうが、株とは大衆が売りつくして絶望してる時にこそ買い、的確に決算の分析、マクロ経済の分析をしながら「保持」する。


(繰り返すが、現在のNTT株を売ってる奴は典型的な負け組である)


住友林業を、およそ2年間保持して得られた34万の含み益、見込みを含めた

配当金額が税引き後で仮に3万円したら、37万円のリターンを生み出した計算となる。


素人なら「そろそろ天井だから利益確定だー」となるかもしれないが、

玄人なら「来年も再来年も継続保持して配当を得続ける」となるだろう。


ここに素人とそうでない人との見方の違いがある。

住友林業を売る必要がないことは以下の理由による。


・財務に問題がなく、短期的な業績の変動による減配のリスクがほぼない。

・国内の原生林の7割を保有。国内のインフレは根強い。

・米国のみならず人口増加傾向の豪州でも事業展開有り。

・莫大な含み益。市場が暴落したとしてもせいぜい3割。

 価格2倍以上に増大しているので明日ブラックマンデーが来たとしても

 買値に戻ることはないので、やはり配当を得続けた方が得策となる。

 いざ生活資金が必要になって売る際も「利益確定」となる。

 こうなってしまえば高金利の定期預金も同様で保持に対してリスクがない。


負ける人間の特徴として、これは以前にも述べた内容だが、


「非確定の利益」である「含み益」に踊らされる傾向にある。

また「含み益」を得ようとして失敗を繰り返して財産を失っていく。

空をつかむような行為であり、ゼロサムゲームと定義される。


「含み損」がわずかでも発生すると心を乱して損切りするか、

あるいは信用取引なので強制決済になるのか? 長期保持がどうしてもできない。

もしくは宗教上の理由や、単なる自意識過剰(俺は市場を出し抜けるぜ!!)

長期保持をしたら死んでしまう病気にかかってる可能性もある。


一方、堅実な投資家は「確定する利益」である「配当」を重視しながら

株式を選定し、それを保持することによって狙ったわけでもないのに

【含み益】が勝手に乗ってくる。狙ったわけじゃない。


これはジェレミー・シーゲル著の「株式投資の未来」に繰り返し書かれていることである。配当を原資に長期投資をすると自然と含み益が増えていくのだ。


信用買いの馬鹿 → 「数千万を投資しても負ける可能性が高い」

現物長期保持の株主 →「住友林業19万の投資で37万のリターン」


以上は馬鹿と賢者の投資効率の違いとなる。

資金が多いから優れてるわけでもないし、

資金が少なくても利益を出すことはできる。


例えば野球の投球フォームにしてもそうだ。

うまい選手は足や腰など全身を躍動させて投げるから長期持久力がある。

しかし素人は腕の力だけで投げるから持久力もなく怪我のリスクもある。


現物株には決済期限などないので

俺は満100歳まで同株を保持して配当を得たいとすら思っている。

【決済するタイミングを感情で決めるのは素人の発想だ。

誰にも売れと言われてもないのに最悪のタイミングで売り決済する】


筆者は所有する3つのPF「分散」「外需」「低減」において

狙ったわけじゃなくて決算期や相場変動(4月の中東ショック)の好機に

銘柄間のリバランス(安い株と高い株の入れ替え)をすることで、勝手に利益が確定し、税引き前で100万の利益が生じた。これも狙ってないのだが、

毎年なぜかこうなる。決算期を迎えないと暴落する有力株がどれになるかは不明。

最近は株式分割もあるので複雑さを極めている。


確定利益を省いても、以上の3つのファンドの含み益は合計で600万円近い。

(ただし「成長」だけはニデックのせいで100万の含み損だが……(;´∀`))

以上の含み益はまだ確定する必要がないので保持継続して配当をもらい続ける。


現在の本決算通過時、多くの株が増配してくれるので再投資効率が向上する。

増配とは企業業績が好調の何よりの証である。

来年にはもっと含み益が増えている可能性が高いしさらに増配もするだろう。

増配 → 株価上昇 には実は関連性がある。


第一に財務(バランスシイト、キャシュフロウ計算書)を読むために

(※俺は英国英語風に発音するので一般的な英語表記はしない)

最低限の複式簿記の知識なき者はここで一掃される運命にある。


ここにひとつの考察ができる。


「狙ってやってる奴は一円の利益も得られないばかりか、配当権利日に

株を持ってないし、相場上昇時になぜか空売りのポジを持っているので

資産は減り続ける一方だが、狙ってやってない長期投資家は、

面白いことにトヨタやも三菱UFJのように株価が何倍にも増えている。

さらに株を売らなくても勝手に配当金が入ってくる」


これを現実の恋愛に例えよう。

女好きでチャラチャラした男がみだりに女性に声を掛けても相手にされないが、

口数少なく生真面目で仕事ができる男ほど、かえって女性に人気があることが多い。


当然。チャラ男(短期投資家)に清楚で育ちの良い美人(有力株)が

結婚(株価上昇)を申し込むことはない。


女子中学生が好む男子は、背が高くて運動ができる人や、悪い感じの

ワイルドな不良などだ。しかし、大人の情勢になると「安定」「安心」

「生活力」などを求めるから、中学生時代の男性の好みから一変して

地味で仕事をまじめにこなして無駄遣いしない男性を伴侶に求め始める。


不良   → 仕手株

堅実な男 → 優良株


以上の事柄は、この世で不変の法則。

日本国が千年先まで存続しても大して変わらぬことであろう。

これら一見すると株価に関係ない要素でさえ、資産運用においては

運用術の応用となりえる。森羅万象の法則、経験則、統計学的、

数学的な根拠は、資産の運用において必要。


【もっとも愚かなものは、相場が本格的に上昇した時に株を持ってない奴だ。

その機会損失を避けるために、我々は多少早くても安いと判断した株は

逃さず買う。絶対に買う。そして業績に問題がなければ絶対に売らない。

短期的な含み損は全て許容して他のことに集中する】


株は売らずに保持して寝てた方がましだともいわれるが、

「ファンダ分析ができない未熟者は、一生株価が上がらないようにな

不良銘柄をつかんでしまい、長期保持すればするほど財産を失う」


「かぶまるさん」がユーチューブで語るように、

実は長期保持は簡単ではなく一部の投資家にしかできない特殊技能なのだ。


円高、米株安となればSP500信者は一斉に株を売って

また安くなったら買いなおすと言っておいていかれる恒例パターン。

彼らは同じ間違いを何度繰り返しても学ぶことが決してないのが不思議だ。

俺から見て、そういう人間は会社でも確固たる地位に就くことはないだろう。


俺が住友林業を買うきっかけを紹介しよう。

21年、オルビス化粧品会社の派遣(現場作業)で働いていた頃、会社の帰り道に住友林業の看板が良く目についたことがきっかけだ。

自宅に帰ってからの銘柄の調査、分析はまさにピーター・リンチ師のごとく。


・企業の過去10年分の財務分析。

・マクロ経済の状況とやってる業種の内容を精査。

・住友林業の海外事業、米豪の住宅市場の精査。

・米ドル、豪ドルの為替レートの長期予想。(FRBと豪州中銀の動向)


つまり膨大な資料を読まなければならないわけだが、最低でも3時間。

できれば50時間~100時間くらい、一つの銘柄の分析に時間をかける。

これくらいはやらないと株を買う次元に至らないことが多い。

そしてファンだ分析が終わった銘柄なら短期的な株価の変動に

動揺することがないとは、バフェット氏が語るところだ。


「その株が何の事業をやっていて、どれくらいのキャッシュを稼ぎ、

 どのくらいの資産を持っているか説明できるくらいじゃないと

 株を買ってはいけませんよ」


銘柄を調べない→ 適当に買う → 株価が下がる → 

理由もわからず不安 → 持つ自信がなくなる → 売る。 これが素人の常。


「そこに落とし穴があるから気を付けてね」

「はーい」

喜んで落とし穴にはまる。つまり負けるべくして負けており、しかもその負け方には

明らかな法則があり、その法則に自分から陥っていることに彼らは気づかない。


もちろんこの世の仕事には向き不向きがあるので、

【頭が悪いから】は言い過ぎにしても、

【数字(経営学)に弱い】【資産運用に向いてない】で片付く。


さて本題に入るが、


「すげー円高になった!!」

「また円安に戻るぞ!!」

「米国株は底打ちだ!!」

「株はまだ下がるんだよ!!」


烏合の衆がそのように語るが、

そんなもの、知るか。

昨日までの米市場の動きを見る限り、短期筋による短期的な「遊び」にしか思えない。経済指標に一喜一憂して相場を動かすのは欧米ヘッジファンドの常である。

そして素人はそれが長期の動きだと勘違いして下手な売買をする。


もともと異常な円安だったと、プライム企業の社長、筆者の信頼できるアナリスト、

財務省、日銀関係者が述べていた160円近い円安が是正されるなら良いことだ。

130円になろうが、200円になろうが。我らは安くなった株を買い、

持ってる株から配当を得続ける。そして副産物である含み益を得る。


為替が変動しようとこれら基本方針に変更はない。

このような波乱な相場において、無知蒙昧な大衆の意見など参考にならないばかりか、無料で貴重な買いタイミングを教えてくれる逆指標でしかないことを、

ここで改めて強調しておく。


重要なのは株価の推移ではなく、優良株式の枚数を増やして

年金代わりの配当金を得られる状態を作り出すことだ。


この小説を少しでも読んだ人は、俺の意見をただの戯言と聞き流すか、

それとも真摯に受け止めて自らの行いを反省するか。

自らの老後に破産するか否か。運命の岐路に立っている。


俺の意見を聞いて正しく株を買い付けたデビューさんの

含み益は4月の高値で1000万。blackさんは700万を超えた。

この結果がすべてと言っていいだろう。

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