ファンドの1月の運用成績比較 野村アクティブVS筆者

※印刷推奨


https://www.nomura-am.co.jp/fund/monthly1/M1142083.pdf

野村アクティブの1/31日付の運用成績。


○ 1月の国内株式市場は、TOPIX(東証株価指数)が月間で【7.81%】上昇し、

○ 当ファンドの月間騰落率(分配金再投資)は+【4.93%】となりました。


↑おーい、TOPIXに劣後しているじゃないか……(;^ω^)


〇主に、電気機器、卸売業、輸送用機器などの業種で保有銘柄の株価が上昇したこがが基準価額の上昇要因となりました。


○ 主な売買として、卸売業の業種で買い付けを行ないました。一方、情報・通信業、化学、サービス業などの業種で売却を行ないました。


当ファンドのベンチマークはTOPIXである。


以下の3種類の日本株の投資信託のファンドを騰落率を比較する。

※騰落率とは、キャピタル(資産の時価)の増加率のこと。


(筆者が31日時点で時価をメモしてないため、

年初から執筆時2/9までの成績で判断)


TOPIX(1,900銘柄の市場平均)

【+7.5%】 

野村アクティブ(日本株のみのアクティブ型ETF)

【+4.5%】 

日本外需株(家庭内投資信託。主に日本株。資産額の1割以上がJリート)

【+7.0%】 (金額ではキャピタル「含み益」が+891.850円)


野村アクティブは、野村證券に所属する東大京大、海外の大学を出てるレベルのエリートが運用しているファンドのはずなのだが、なぜか市場平均に大きく劣っている。


【これが、多くのアクティブファンドが市場平均に勝てないと言われる理由である】


野村は手数料が年0.8%発生。その分を投資元本から年に一度、

自動で差し引かれる。実際の運用利回りは【3.7%】に低下する。


筆者は証券会社勤務ではない家庭内のファンド運用なので平均100億もの資産は持ってない。資金面の不利がある。時間も不利だ。平日は派遣で冷蔵倉庫で働いたり、短期バイトで若菜で外人に囲まれて残業をしたりと、野村のプロよりもはるかに忙しく、市場を分析する時間が限られている中で四半期ごとの決算の分析をしている。あっちは複数だが、こちらは一人の自営業である。趣味でblackさんの間接投資信託の運用もしている。人数でも筆者は不利なのである。

 

では、野村の連中は何をやっているのか?

俺は野村アクティブを買うのに40万円投資したのだが、この金額で

昨年10月時点でテルモを38万で買っていたら、今頃54万になっていた計算になる。これはタラレバの極みになるので恐縮だが考えなくてはいけない事実である。


テルモの年初来 上昇率は【+16%】である。野村は【+4.5%】

その差は10%以上。ここで注目すべきは、筆者は昨年のハマス戦争勃発時の混乱でテルモの底値を正確に言い当てていたことである。これを買っていれば最高だった。

このことからも、筆者の方が野村のプロよりも優れていることの証左となりえる。


あくまで現時点での判断だし、これから1年かけての精査が必要だが、

もしかしたら野村の触れ込みにある「市場調査のための500人のプロ」と呼ばれる連中は、筆者(委員長まもなく37歳)に劣後している可能性が極めて高い。

馬鹿が500人揃っても烏合の衆なのである。

俺は500羽の鶏の集団を飼うためにETFを買ったわけではないのだ。


分かりやすいように再び投資成績を張り付ける。


TOPIX(1,900銘柄の市場平均)

【+7.5%】 

野村アクティブ(日本株のみのアクティブ型ETF)

【+4.5%】

日本外需株(家庭内投資信託。日本株の他に資産額の1割以上がJリート)

【+7.0%】 (金額ではキャピタル「含み益」が+891.850円)


TOPIXが上位である。筆者運用の日本外需株は、2月時点で配当金が未入金のため市場平均に少しだけ劣後したが、年間配当金見込み額が税引後40万以上は確実のため年間成績では変わってくる(配当再投資をする際に超割安の銘柄の買い付けに使う)また「外需」は安定分配のためにJリートを組み入れているため資産の増加率が昨年より悪化している。


「外需」ファンドの配当利回りは、仮に年間40万だとして(相当に低い見積もりだが)投資元本ベース(資産の含み益を差し引いた当初の投資金額)で【3.8%】

今年はJリートを全銘柄非課税のNISAに切り替えたので大幅に配当が増える見込み。


(野村の実質運用利回り3.7%よりも、配当利回りの方が高いとは……(;^ω^))


これらを完全に税引前にするとし、少し多めだが50万は入ると考えよう。こうして仮に全銘柄が非課税だと仮定したら配当利回りが【4.7%】に切り上がる!! 

非課税にする効果は大きい。これを10年続けたら大きな差になるだろう。


参考までにTOPIXのETF(日興AM)は現在の時価で分配利回り1.9%となっている。NISAでこの程度の利回りを非課税にするメリットは小さいだろう。

しかも年に一度しか配当が払われない。


ETFとパッシブ運用(市場平均を買う)と個別株のアクティブ運用では、配当利回りに差が出てくるのと、アクティブでは自分で好んで連続配当の銘柄を買い付けられるから、長期的な増配効果も大きい。これは現在の数字に表れにくいだろう。

市場平均の悪いところは、中にはゴミみたいな銘柄も含まれているところだ。

俺はごみを買うのが大嫌いだ。


ファンドの運用成績とは、その人の投資スキルそのものだ。

投資の世界では評価してくれる人事も上司もいない。こうしてプロのファンドと比べることで自分が世界のどのくらいの地位にいるのかを確かめることができる。

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