債券投資ファンドの運用方法。blackさんとデビューさんへ

債券とは、国債であればその国の財務省が価値を保障。

中央銀行が設定した金利(10年国債利回り)

に応じて利息(クーポン)が支払われる。


日本の場合

財務省 →ふざけて遊んでる(国民の税金使いたい放題プラン実施中) 

日銀  →まじめに仕事してるが、政府がふざけてるため低金利を続けていた


日本国債の価値 → 財務省がその価値を保障する。保障などあるわけがない。

最低保証金利  → 1%以下

(コロナ等の影響でインフレになってもそれは一時的。

 実質賃金の下落から日本はデフレによる低金利に戻る)


結論→ 紙切れ。俺がドラッグストア・セイムスで買う

トイレットペーパーやテッシュの方が価値が高い。

同じ金額でNTTを買うべきだろう。



米独仏豪などの財務省→ 仕事してる(特にイエレン長官は元FRB議長)

            政府が仕事をするのは当たり前のことだが。


もちろんあちらにも政治スキャンダルはあるが、少なくとも日本のように

閣僚5人が同時に首になるようなことは聞いたことがないし、

米独などの大統領首相はしっかりと任期まで仕事をする。


日本の首相は4年の任期を守ることがない。必ず途中で不正をして解散総選挙になる。フランスではフランス革命以降、共和国政府から一流大学卒以外の

者を閣僚から除外するのが恒例。コネ採用の馬鹿も一掃している。


米独仏豪などの金融当局 → 優秀な人材がそろう。


豪州では女性初の中銀総裁が誕生。ややタカ派的の印象だった。

欧州はマダム・ラガルド総裁。この人の聡明さは他を圧倒してる。

米国はパウ君なので政策について意見が二転三転するが、今日までよくやってる。



・債券を買うタイミング。(エントリィポイント)


各国の10年国債利回りが、最高点に達した時。

債券の価格は、利回りが上昇すると逆に下がる仕組み。

各国の中銀が利上げから利下げに転換するタイミングがベスト。


結果的に23年の8月~11月が外国債権の底値だった。


俺は5月が底値だと信じて買い付けたが、その判断は謝っていた。

しかし、7月、10月に権利確定した分は(ブラックロックのETFは

1,4,7,10月が権利確定)最大の利息が得られている。


米20年債のヤフー掲示板では、今年の夏場に債券利回りが最高点に

達したため、債券保有者の含み損が無制限に拡大した時期だった。

「うわぁ、もっと下がる前にまとめて損切りだー」

「後で買いなおせばいいんだ!!」

と慌てて売ってる者が何名かいた。


しかし

①価格は下がっても

②利息は上がるので

③そのまま持っていれば、高い利息を得てそれを再投資し、

④結果的にナンピンして債券の保有数を増やし、取得単価を下げられる

⑤そして12月まで筆者のように持っていれば、含み損がわずかに減る。


また夏場に債権を打った馬鹿が、現在までに買いなおしてる可能性はゼロと断言してもいい。中銀がいつ利下げの判断をするかなど誰にもわからないのだ。

しかしインフレ鈍化の傾向にあったのでいつかは利下げするのだから債権を

売る必要がないとの大局的な見方ができないのだ。



・債券と株の一番の違い。債券はリターンが小さいが、一定額が保障されてる。


大暴落時

株式 → 配当は半減か最悪無配に。株価は最大8割下落する。

債券 → ↓このどちらかが得られる。


価格は下がっても、利息は上がる → インカムゲインの獲得。

利息が下がっても、価格は上がる → キャピタルゲインの獲得。


債券は、

中銀が利上げをすると価格が下がる、利下げをすると価格が上がる。

現在は、利下げをするタイミングになっている(日本以外が)

よって、24年度相場では、利息収入は下がる(インカムは下がるが)

価格は上がる(キャピタルゲインが狙える)


よって債券投資は、株に比べてリターンは大幅に少ないが、

インカムかキャピタルが狙えることによって、資産を減らしたくないが

現金以上の収入が得たい老後にぴったりの資産なのだ。


また筆者のように普通預金代わりのファンドで安定運用するのに向いてる。

リスク低減型ETFの運用方針では、その年がどんな相場だとしても

含み損を投資元本の5%以内に抑えることが目標となっている。

22年度暴落相場でもトータルリターンは+1%と減ってなかった。



・為替ヘッジ付きの再建を買う意味


外国債券の価格は、為替の変動を大きく受ける。

各国の中銀が利下げをする(外国為替の価値が下がる)時は円高に動く。

よってこの時勢ではヘッジをつけるのが理想。


ただし、為替ヘッジコスト(日本と外国の2年債利回りの差)によって

利息収入が減ってしまう。

為替ヘッジなしの場合は、余計なコストがないため利息収入が高い。

価格変動を一切気にしないのならヘッジなしがおすすめだとされる。



・為替ヘッジ「あり」と「なし」の運用。


各国の中銀が26年くらいまで駆けて利息をもとの状態の戻したとする。

つまりインフレが消え去り、政策金利を19年以前の水準まで下げたとする。

そうしたら、今度は10年後のインフレと金利上昇のリスクに備える必要がある。



blackさんの「インカムETF」ならば、こうなる。


例:26年以降の米国10年債(ヘッジあり)の運用。

  その頃には各国の中銀の利下げが終わったとする。


特定で買ったヘッジありを全部売る。新NISAの分はそのまま保有。

特定でヘッジなしを買う。


すると、イメージとしては

ヘッジありを20万。ヘッジなしを20万として半分ずつ保有する。

ヘッジなしの場合は利息収入を最大化できる。

ヘッジありの場合は価格下落のリスクに対応できる。


一般的にバカな米国株支持者どもは、為替リスクなどまるで考慮せずに

オルカンやSP500に毎月の給料をつぎ込んでいるバカである。

オルカンとは米ドル「だけ」をひたすら買ってるのと同じなんだよ。

資産運用で最も恐ろしいのは為替のリスクだ。


オルカンは為替において地域分散の効果はない。

しかも株の資産構成のうちの大半がナスダックの上位銘柄だ。


日興アセットマネジメントの提唱する老後の資産運用プランにおいて、

為替ヘッジありとなしはうまく組み入れて長期の資産額の変動を

避けてくださいねと親切に書いてある。


債券投資とは、その国の財務省、金融当局、政治、為替などを

幅広く理解しないと投資はできない。日本のニュースメディアだけを

見ていると債券投資はできないことは断言しておくよ。


日本のおじさんたち(ニュースの原稿を考える人)は、いつまでたっても

世界が日本とアメリカだけだと思ってる。テレビやラジオで世界の話をするといっても米国の話題しか出てこない。同じ英語圏なら俺ならまずはオーストラリアと

ニュージーランドが目に浮かぶ。豪州のABC放送は聞いてるのか?


英国海軍の極東最大の軍事拠点だったシンガポールは?

シンガポールと香港はアジア最大規模の金融センターだ。


大英帝国の支配下にあった国は無数だ。英語圏と聞いて、そこに南アフリカや

イランは含まれているか? アル・ジャジーラの英語放送の本拠地は

イランにあるんだぞ。カナダはどうだ? 


英語とは、イングランドの言語なので英語と書く。米語ではない。 

英語で情報を収集するのに、ブリテン連合王国の海外植民地の各ニュースサイトを

さっと見れるようでないと、はっきり言って日本で英語を学んだ意味はないと思う。

(偉そうなことを書いておいて俺だって全部が理解できるわけじゃないが……)


【学問とは使うためにあるのだ。実学である】

【仮に英語のテストの点が50点だとしても、英会話ができるなら価値はある】

【仮に英語のテストで満点だとしても、会話すらできないのなら価値はない】

多くの東大生は英語で自己紹介すらできないとされている。


今の50代60代の大学教授たちはNHKに出演するたびに

「ガザ紛争に関して海外の反応なんですが~」と言ってアメリカ国内の

話題しか出てこない。何が世界だ。笑わせるな。


(また日本人の多くが勘違いしているが、我々に日本人と外国人を

分けている一番のものは言語でも肌の色でもなく「宗教の違い」だ。

俺がよく西洋キリスト教国は鬼畜だと表現するように、まずは

旧約聖書と新約聖書を読まないことには英語の理解は絶対に深まらない)



永守さんを見てみろ。

あの方は為替リスクを考慮して1円でも安く部品を仕入れるために

普段から全世界の為替レートを俯瞰されているそうだ。タイバーツ、

ユーロ、アフリカランド、ロシアルーブルなど。


できる人間は米国だけが世界など考えてない。永森さんは経営者なので為替の専門家ではない。だが多くの口先だけの証券アナリストと違い、為替取引においても実績があるプロだ。その結果がニデックの営業利益率の高さと工場の世界分散に現れている。


無能者とそうでない人間とで、見ている世界が違うのは、

俺の「リスク低減型ETF」によく出ているのでしっかりと参考にしてほしい。

世界のあらゆる地域に為替レベルで分散ができている。


みんなも債券投資をするなら、地球儀をしっかりと上からみてみなさい。

自分の持ってる資産が、地球を日本から横に一周できているか?

オルカンの米ドル建てで一周できるか? 為替では米国で止まってるぞ。


俺が選定した日本の外需株は、世界各国に生産拠点を持つグローバル企業であり、

実質的に本社が東京なだけで外国株と同等の効果を持つことも

覚えておいてほしい。工場が世界各国に存在し、海外の子会社を

山ほど持つ企業は、それだけでも国際分散投資の価値を持つ。

また配当の受け取りも日本円でしっかりと受け取れる。


仮に日本で大地震が起きても、外国にある工場が壊滅するわけじゃない。


俺たちは日本人だ。資産運用の中核を担うのは日本株式。

日本株のPFをしっかりと組めて十分な含み益になったら、

次は債権で守りを固める。リートも組み入れて幅を広げる。

そうして老後に備えようじゃないか。

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