第3話:読者、ファンレターを書く(2023-12-14改稿)
さて、これまでに数通のファンレターを作家さんたちに出してみた経験を共有します。ファンレターの書き方については、下記サイトにとても役立つ情報があります。もしファンレターの書き方を学びたいなら、ぜひチェックしてみてください。
[ファンレターの基本の書き方・送り方を解説! (初めて書く方向け) - コピー・プリント・ポスター・名刺・製本などオンデマンド印刷のキンコーズ・ジャパン]
https://www.kinkos.co.jp/column/how-to-write-fanletter/
私自身、何冊かの本に感動して、ファンレターを書いてきました。それぞれ違う反応が返ってきて、その都度、嬉しく思い、何か新しいことを学ぶことができました。今度は、私自身の体験に基づいたファンレターの書き方について書きます。
おしながき:
# 私のファンレター歴
# 作家さんの反応に望むこと
# Googleアプリの「宿題」機能を使った手書きファンレターの推敲
# ファンレターと情報セキュリティ(住所、Googleレンズ、SNS等ID)
# 出版社さんへのお願い(送付先問題)
# 送付物のセキュリティ(食べ物?)
# ファンレターでいちばん大事と思うこと
# 私のファンレター歴
最初に書いたとおり、2023年までの間に、Web連載から書籍化された作家さんたちにファンレターを送りました。そのうち幾人かの作家さんたちからお礼の言葉や、ファンレターに書いた感想への反応、さらには私の疑問に対する回答をいただきました。お返事をいただいたのは私にとってとても嬉しい思い出となり、作品への愛情も深まりました。
しかし、中には返事がないファンレターもあります。理由は様々と推測しています、編集部での事務作業の問題により、時には転送が滞るのかもしれません。もちろん、作家さんが忙しい場合や、私が書いたファンレターの内容に何らかの問題がある可能性もあります。直接確認することは難しいので、私はそっとしておくことにしています。
# 作家さんの反応に望むこと
個別の返事は必須とは思いません。もし返事があればそれは大変嬉しいことです。ファンレターを受け取ったことを示す簡単な言及だけでも十分です。例えば「数通のファンレターを編集部から転送してもらい、励みになりました」というような作家さんコメントを見ると、私たちファンにとっても大きな励みとなり、ファンレターを書くほど感動した作品を読ませていただいて幸せと改めて思えます。」
# Googleアプリの「宿題」機能を使った手書きファンレターの推敲
私はファンレターを原則手書きで書いています。Web上でやりとりする感想と変わらない印刷文書よりも、個人的な親しみのある手書きにすることが重要だと思っています。ただ、自分の手書き文字が読めるか心配になり、改善の学びのためにGoogleレンズを使ってみることにしました。
Googleレンズで手書きのファンレターをスキャンしてみると、驚くほど正確に読み取りができました。私の汚い字でも誤字なく認識され、文章の読みやすさや誤字を確認できるのは、とても便利です。
私が使ったのは、iPhoneのGoogleアプリの「宿題」という機能です。この機能は、Googleアプリ内の「レンズ」を利用してテキストのOCR(光学文字認識)を行います。iPhoneでは「レンズ」単体での利用はできませんが、「宿題」機能を通じて使用することが可能です。
「宿題」機能は本来学習支援を目的としていますが、それを応用して手書きで書いた文章の推敲という「学び」にも使えます。
# ファンレターと情報セキュリティ(住所、Googleレンズ、SNS等ID)
しかし、Googleレンズの使用には注意が必要です。個人情報やプライベートな内容は、公開される可能性があるため、読み込まない方が良いでしょう。ファンレターの内容が「先生への愛」であれば問題ないですが、よりデリケートな情報は避けるべきです。
ファンレターに関しては、以前にBing Copilotを使って調べた情報によると、Googleやマイクロソフトはユーザーのメール内容をAIの資料にすることはないとのことです。しかし、広告のために利用される可能性はあります。
詳細はこちら:
[Googleのプライバシーポリシー]https://policies.google.com/privacy
[Microsoftのプライバシーに関する声明]https://privacy.microsoft.com/ja-jp/privacystatement
# ファンレターと情報セキュリティ(住所)
ファンレターに自分の住所を書く際には慎重になるべきです。一部の場合、ファンとの直接的な接触を避けるために、事務所が住所や連絡先が含まれるファンレターを本人に渡さないことがあります。私は通常、住所を書かないようにしています。しかし、例外として、とても信頼する作家さんには、最後のページに住所氏名だけを書くことがあります。このページは、編集部の判断で転送時に省略可能です。
詳細はこちら:
[ファンレターの基本の書き方・送り方を解説! - キンコーズ・ジャパン](https://www.kinkos.co.jp/column/how-to-write-fanletter/)。
# 出版社さんへのお願い(送付先問題)
ファンレターの送付先をWebサイトに掲載していただけると、読者としては非常に助かります。特定の作家さんごとに分ける必要はありませんが、一般的な送付先が分かると便利です。また、ファンレターを望まない場合は、その旨をはっきりと記載していただきたいです。
多くの出版社のサイトで丁寧にファンレターの送付先を案内しているのを見かけますが、中には何も記載がないところもあり、その場合はちょっと戸惑います。
そういうときは、
もし、出版社の方針でファンレターを受け取りたくないのなら、作家さんにもその旨を伝えて告知してほしいです。
また、最近は表紙帯などに印刷されたQRコードを使って感想を送ることができる出版社も見かけます。番外編にもリンクしている場合もあり、とてもいい取り組みと思います。そういう出版社さんでも、きちん郵送ファンレターを転送してくれて、嬉しかった経験があります。嬉しい経験は、「この出版社さんの本なら買おう」に繋がります。
## 奥付の住所から出版社は移転する(2023-12-14追記)
書籍を購入したばかりの出版社さん(発行人さん)が移転するという情報を得ました。奥付の住所に送ると、転送されるので、ネットで判明した新所在地にに送ろうと思います。まだ読了していないので、年明けになりそう。
やっぱり、少数派ですが「○○出版○○編集部に郵送してくださいね」という案内をWeb上でしてくれる出版社さんを推したくなります。
# 送付物のセキュリティ(食べ物?)
私はクライムフィクションの愛読者なので、作家さんがSNSで食べ物を送ってもらったと言っているのを見ると、ちょっと怖くなります(笑)。信頼関係があっても、食品の送り手の真の身元を確認するのは難しいですからね。
大部分のファンは悪意のない健全な小説愛好者だと思いますが、犯罪の可能性を完全に排除することはできません。だからと言って、緑の封筒にヒ素が塗られている可能性を心配するのは行き過ぎかもしれません。安全を考えると取り越し苦労が増えていきます。この取り越し苦労する能力を活かして、いつか「ファンレター毒殺事件」というテーマで小説を書きたいです。
# ファンレターでいちばん大事と思うこと
「わたしはあなたの書いた小説が大好きです。小説を作った関係者の皆さんが行った様々な作業も大好きです。」これを伝えられることが、ファンレターを書く上で一番大切だと思います。
先生、大好きです!(これは私の推し作家さんに向けてですよ!)
***
2023-12-14 出版社が移転すると奥付の住所に送ると送付が遅くなる問題
2023-12-03 大幅に改稿しました
2023-09-16 初稿
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