第2話:読者、本を買いに行く(2023-12-03更新)

 

 2023年9月、推し作家さんが書籍化した小説の書店で入手できる特典が魅力的と判明しました。さっそく本屋に行きましょう。


読者としての私の理想は、以下の3つの条件を満たすことです:

1 . 特典付きの書籍が近所の本屋に売られていること。

2. 書籍が売り場で簡単に見つかること。

3 . 書名や作者名をすぐに店員さんに伝えられること。


 しかし、2023年9月の場合、最初の2つの条件、作家さんの情報提供では解決できないできない条件は満たされませんでした。


 # 特典つきの書籍が自分が行きやすい場所の本屋に売られている

 # 特典付きの書籍が書籍の売り場ですぐ見つかる


 まず、特典付書籍を売っている本屋さんがふだんの生活圏から遠い。通販の送料と交通費は大体同じ。しかし、行く機会が少ない書店に足を運ぶのは新鮮で楽しい体験です。楽しめましたので無問題です。通販遅れがちだし。


 さて、売り場ですぐ目当ての書籍が見つかりませんでした。いつもそうです。捜し物が下手な読者です。結論から言うと、今回の2冊のうち1冊は最初に見た新刊の台にありました、見落としていました。


 3つ目の条件は、もし書籍が見つからなかった場合、書名や作者をすぐに店員さんに伝えられることです。たとえば、「え○っぴまろりん先生の、道北宿毛出版社からのパ●チラ甚兵衛呪物女王記」といった、覚えにくく伝えにくい書籍名は困りものですよね。

 いえ、別にそういう本を買いに行ったわけではありません。◎ろっぴ先生が(実在しないと思いますが)推しではなくて良かったです。あと、宿毛すくもとか読めないです。道北に宿毛はないですし。パン□ラを発声する心理的障壁は高いです(実在しない本です)。

 複雑な題名は覚えるのも、店員さんに伝えるのも一苦労です。


 このときは「魅力的で恥ずかしくない」題名を持つ我が推し小説の書籍情報を店員さんに無事に伝えることができました。


 ここで、2種類の問題が起きました。


1 コミカライズなのに、原作者の先生のお名前を伝えてしまった。


 最初の問題は、コミカライズ版を探していたにも関わらず、より推していた原作者の名前を店員さんに伝えてしまったことです。店にとっては、コミカライズ版の場合は原作者の名前ではなく、漫画家の名前で検索する方が簡単なであるようです。漫画家さんの名前を覚えていなかった私は、ちょっと恥ずかしい思いをしました。そして、なんと、店員さんが検索を終えて案内してくれた場所は、私が最初にチェックした平台だったのです。「そこつな」読者の本領発揮です。


2 まだ店頭に出ていなかった。


 こういうこともあるのだなと……店員さんに少しお待ちくださいと言われ、店内で他の本を物色しながら待つことに。しばらく楽しい時間を過ごした後、無事に目的の書籍を手に入れることができました。


 読者としての私の反省点:

 私本人が、書籍の詳細情報を事前にしっかりと把握しておくべきだったということです。重要なのは、もし書籍が見つからなかった場合、書名や作者名をすぐに店員さんに伝えられることです。複雑な題名は覚えるのも、伝えるのも一苦労です。


 次回からは、以下の情報を手書きで書き留めて、本屋に持参しようと思います。


1. 書籍名と巻数。

2. コミカライズの場合は漫画家さんの名前(ひらがなでも可)。

3. 書籍化作家さんの名前(書籍化に際しての推し作家さんの改名などに注意)。

4. 出版社とレーベル名(これが本を探す際棚番号を見つけたり店員さんへ尋ねる際に役立ちます)。

5. 発売日(先入観で間違えないように)。

6. 特典の有無(店員さんは忘れないと思いますが、確認するために)。

7. ISBN(店員さんへ伝える際に役立ちますので、丁寧に書きます)。


 「プリンタで出力する」のは忘れがちですが、手書きなら忘れにくいと思います。また、忙しい店員さんを捕まえた瞬間に高速で情報を表示できるスマホも良いですが、私は不器用なので、手書きのメモが最適です。


作家の皆さんへの再度のお願いです:


 読者として、私たちが最も欲しいのは、書籍の詳細情報を活動報告(近況ノート)にわかりやすく掲載していただくことです。特に、書籍名からISBNまでの情報があると、購入時に迷いが少なくなります。


 推し作家さんの活動報告のトップにこれらの情報があると、参照しやすく、忘れることも少ないです。


 SNSでの情報も役立ちますが、やはり小説サイトの活動報告が最も参照しやすいです。発売記念のショートストーリーを読むついでに情報を得るのがベストですね。そして! 発売! 記念! SS! 大事なことなので2回書きますね!


 そうして、2023年9月に購入した2冊は、いろいろな体験を経て、最終的には喜びを持って家に持ち帰ることができました。


 ただし、特典目当ての書籍購入をしたことは、地元の小さな本屋さんへの影響を考えると、少し反省しています。地域住民の消費者としての行動は地域の本屋さんの存続に影響を与えるのですから。でも、やはり提供のある特典は入手したい。あらかじめ特典に関する情報提供があれば、状況に応じて地元の本屋さんで買う手配もできるので、助かります。



 次回、ファンレターについて書きます。

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2023-12-03 大改稿しました。

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