第12話「不眠症とお酒のこと」
2023/09/28、禁酒生活2日目(治療を始めて21日目)
ちょっと低気圧にやられて寝込んでました。無気力、虚無感、虚脱症状……まあ、その、あれです。ちょっと病気の症状がうつエピソードに入ったような感じです。そこに季節の変わり目が襲ってきた感じかもしれません。
さて、今日はちょっと反響もあったので、不眠症とお酒のお話。
昔から、ナイトキャップとか寝酒とかいいまして……寝る前に一杯が安眠の秘訣という話もあります。実際、お酒を飲むとほんわり気持ちよくなって、眠くなりますよね。この効果を利用して眠るのも、適量ならば悪くないと思います。
ただ、慢性的な不眠症が相手となると、お酒は悪手の場合もあります。
不眠症はいまだに分からないことも多いながら、単純に「ひたすら眠れない」というものでして……シンプルながら、とてもダメージの強い病気だと思います。ながやんも若い頃は不眠症に悩まされました。ながやんの場合は仕事のストレス(作家になる前のサラリーマン生活等)でしたね。
心療内科で両極性障害等の抗うつ剤と一緒に、睡眠薬を処方してもらって、それでも眠れない夜が続いた時期もあります。こうした時はやっぱり、お酒を飲んでいましたね。ちょっとこれは危ない行為なんですが、睡眠薬とお酒を併用していた時期もあります。これはうっかりすると死んでしまうので、やめましょう。
実はマッマも以前は不眠症で、家族で互いにベッドの中で起きてる訳です。
マッマが不眠症になったのは、学生時代に真夜中までゲーセンに入り浸りだった僕が原因で、息子を毎晩待つ中で不眠症になったようです。また、ちょうどその時期に火事で家を失った叔母夫妻が家にいまして、その飼い猫がマッマの手を焼かせたんですよね。盲目のマッマには、突然足元を走り抜ける猫は結構恐怖らしいです。
本当に親不孝な息子……あ、今は僕もマッマも不眠症は治ったみたいです。
お酒を大量に飲めば、寝れます。
でもこれ、以前も言いましたが寝てるのではなく、単純に気絶している状態です。なので、朝に目が覚めてもあまり疲れが抜けていないことが多々あります。
不眠症対策は、一つは適度な運動です。肉体が疲れていれば寝やすいので、軽い散歩やストレッチ等を行い、適度に体を疲れさせていきましょう。
次に、入浴です。諸説あってまだまだ未解明な部分もありますし、個人差もあるようですが……基本的に、人間の肉体は「体温が下がると眠気を発生させる」という仕組みでできています。雪山で眠くなるアレですね(笑)なので、熱い風呂に入って、その熱が引く時の眠気を利用するのもいいでしょう。また、熱い風呂は自律神経が活性化してしまい、かえって逆効果という説もあるので、ぬるい湯でゆっくりというのもよくオススメされます。
あと、熱いホットミルクを飲んで寝るとか、まあいろいろです。
その中の一つの手段として、睡眠導入剤や睡眠薬があります。
市販のものから処方されたものまでさまざまですが、体質にあうあわないがあるので、根気よく自分にベストマッチ! する薬を探さなければいけません。これがまた結構辛くて、薬を飲んでも全く寝られないことなんてザラです。
僕も長らく不眠症を患ったのですが、これといった対策は見つかりませんでした。ヒツジは2,000くらいまでなら数えたことありますね(笑)
また、長時間ベッドにいると「寝なきゃ駄目だ! 寝なきゃ駄目だ!」って焦りが襲ってきて、余計に眠れません。ただただ時間だけが過ぎて、時計を見れば「あと〇時間で起きなきゃいけなくなる」と、また焦る。
ただ、ここでお酒に頼るのはあまりお勧めできません。
飲んで寝る、が常態化すれば、依存症の恐れがあるからです。
適量ならいいんです、ほんと。一杯ひっかけて寝るかー! くらいなら。ただ、飲めば寝れる、そう思って二杯三杯と酒量が増えるのが一番恐ろしいですね。
不眠症は大変に苦しい病で、同時になかなか社会や周囲か共感を得られないこともあります。勤め人の方は、眠れない夜は逆に起きてしまうのもいいし、朝の出社後に昼休み等を使って昼寝もいいでしょう。ぶっちゃけ、本当に辛かったら会社を休むのだって許されると思います。
僕は作家なので、眠れない時は夜中に作業して、朝ごはんを食べてから寝たりしてます。優雅ですね……これが自営業、個人事業主の強みです。ただまあ、社会とのつながり(出版社や編集者さん等)も必要なので、そこは臨機応変に。
酒は百薬の長などと申しますが、飲み過ぎればそれはオーバードーズです。
お酒が好きな僕としては、お酒を悪役にしたくはないですね。
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