異世界に行ったら最凶の邪竜のエサとして 食べられるかと 思ったら なんだか 気が合って 一緒に暮らすことになったけど 偏屈なヤツだから イチからマトモなドラゴンに育てます(異世界彼女の成り上がり)

なばば☆

プロローグ

「あっ

3時間パックで・・・」


ワタシの名前は、メリナ

ついさっきまで、別の

ネットカフェ『テッちゃんカフェ』で

6時間100円の、レディースプランを経て

この場所までやって来た。


「900円 前払いです」


妙に、ニヤニヤした店員だなと

思いつつ、お金を払う。

なぜ、前のネカフェを出て

こっちに来たかといえば

あっちには、シャワーが無く

しかも、鉄オタに特化した

ラインナップで、主に寝床に

している。


「あー ちょうど 開いてる」


シャワー室は、混んで入れない

場合も、あるので 早めに

済ませたい。


「よし 入ろう」


頭皮や体躯を洗う 一式と

ビニール袋に入れた タオルと

キッチンペーパー。

頭を、拭くのはタオル。

体は、キッチンペーパーを

3枚分出し、絞りながら拭く。


「あ゛ー」


頭上から、シャワーを浴び

ボトルから、ニュルりと出した液体を

肩ほどまである髪に、なすりつける。


「あれ??」


体を、洗いだすと 足元に違和感がある。

いつも、ツルツル滑りそうな床が

砂でも、撒いたような感触に変わる。


「え?

なにが 起きてるの??」


魔法陣だ。

シャワールームの床面に

光っているそれは、少しずつ

反時計回りに、回っている。


「・・・なにコレ

ついに オカしいことが おきたわ」

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