5年後の復縁

宮城 春乃

第1話 初恋

『初恋』おそらくほとんどの人は経験・これからするであろう行為、そういう僕 藤川旭(ふじかわ あずさ)も初恋をしたことがある...中学の頃僕は前の席に座っている信藤 風香(しんとう ふうか)に思いを寄せていた僕の周りの友達は『中学で付き合っても絶対別れるしいらなくね?』という人たちが多かったもちろん僕も中学から付き合って結婚するのはほぼ無理にちかいと言うのも分かっているがそれでもこの人と一緒にいたい、もっと彼女のことを知りたいと思ってしまう。



中学の2年僕は風香と出会った正確には喋った、『同じクラスになった風香です!よろしくね!呼び捨てでいいからね?』彼女は学年が変わった教室で明るくそう言ってくれた僕はその気さくさに少し驚きながら、『あずさって言います僕も呼び捨てでお願いします..よ、よろしく』と言った 彼女は、ニカって笑って話を続けた『あずさは部活入ってる?何部?』自分で呼び捨てにしてと言ったがいきなりの呼び捨てに少し驚きその後恥ずかしくなりながら『美術部だよ』そう言うとなにを思って喋ったのか知らないが『毎日部活行っててえらいよね〜』と言った、、僕は正面から褒められるのが苦手だからそういうことは言ってないはずだがと、考えていたら彼女は何かを口が滑ったかのような反応をして話を変えた『私ソフトボール部なんだけどさ〜顧問が厳しいんだよね〜』などという日常生活を話してくれたとても濃い一日だったのを今でも覚えている。


それから少し経った夏、僕とふうかは違和感なく呼び捨てできるようになっていただが話していると僕に恋愛的好意はないと感じた...

、、夏休みに入る直前、新しいクラスになってからできた友達が夏休み夏祭りみんなでまわらない?と言った僕も遊びたかったから参加することにした。

集合場所にたどり着くともうほとんどの人が集まっていてそこで目に映ったものに驚きを隠せず声を出した『え!?』そこには僕の方を向いて毎朝話しかけてくれてるあずさがいた『よっ!』明るくそう言ってきた彼女は浴衣を着るでもなく部活終わりということでトレーニング用のTシャツを着ていた、いつもと変わらない肩までしかないポニーテールは涼しげでどこかいつもよりいい匂いがした。集まったのは僕含めて7人だったソフト部女子3人女子たちを誘った男子は美輪翔太という野球部だ彼は元が明るい天然陽キャ。うちの学校にスクールカーストという存在が薄く誰も気にしていないが女子と話すのはほとんどの人が抵抗あるそこで女子を誘える勇気は他俺含めて3人は心のなかですげ〜と思っていた。

夏祭りにはたくさんの人がいたまぁ何かトラブルが起きないはずもなく人の圧でおされて人混みのなかはぐれてしまいそうになった僕だったが、誰かに袖を引っ張られこれは知り合いだ!と思い着いていくと人が少ない小道に着けた、余裕がなくて誰だかわからなかったがその正体はふうかだった。

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