応援コメント

旅先 5」への応援コメント

  • 血脈とは厄介なものですね。
    たとえば歌舞伎役者の家に生まれた子供は大人になれば歌舞伎の道に入っていくことが当然と幼い頃から刷り込まれて育っていくのでしょう。
    医者の家に生まれれば、将来は医者になるのが当たり前。
    そうならなければ出来損ないと烙印を押されてしまう。
    でも、そんなの全然当たり前じゃないと思うんです。
    どんな家に生まれようが、自分の夢が見つかればそっちに行っていいです。

    てふさんは兄のおかげでそれを許された。
    だからその点では恵まれているのかもしれません。
    けれどそれでも血脈による呪縛から解き放たれた訳ではない。
    甜血、贄血を持つ彼女はしばしば凄惨な光景を目の当たりにしなければならないし、いかなる時も誰かに身を守ってもらわねばならない。

    彼女が完全なる自由を手に入れることなどきっとできない。
    その葛藤がスリーくんとの会話に滲み出ていますね。

    この後、どのような展開になっていくのでしょうか。
    続きを楽しみにしています。

    作者からの返信

    那智さん
    コメントありがとうございます!

    幼い頃からその環境にあれば、家業を継ぐという意識が刷り込まれたものなのか、本人の意思なのか、本人もわからないのではないかなと思います。
    各家庭のことですから、他人がとやかく決めつけて言うことではないのかもしれませんが…

    自分の人生は自分のもので、だからこそ自分が選んでいくべきですよね。
    家がこうだったから、とか、それこそ昨今の親ガチャという言葉も、納得できない現実を誰かのせいにして仕方がないと思いたい心によるものだと思います。

    自分で人生を選ぶために、その選択肢が広がるかは親や家族や周りの大人たちの影響がすごく大きいです。その意味でてふは恵まれていましたね。
    彼女が血の呪縛とどう向き合っていくのか、私も楽しみです。

    まだなにも起きてないのにめっちゃ長くなってて、動揺しています(汗)
    展開が遅くてすみません、辛抱強くお付き合いいただけましたら幸いです。

  • ありそうでなかった、すばらしい造語ですね。
    甘血だと糖尿病になっちゃうし、甜はピッタリすぎます。
    性質を活かしておびき寄せて倒す感じになるんでしょうか。
    それにしても、甜血の子が甘やかされて育ったら糖分濃度高そうです。

    作者からの返信

    かぐろば様
    コメントありがとうございます!
    造語を褒めていただけて嬉しいです。
    目の前に甜麺醤があったので閃きました(笑)
    甘血は糖尿病のことなのですね。
    意図的に敵をおびき寄せることもできるし、意図しなくても寄ってきちゃうみたいです。
    甘やかされたてふは糖尿病より糖分過多でしょうね(笑)
    いつも読んでくださってありがとうございます。

  • てふさん、辛い心中をきちんと話したことで、スリー君からの信頼が厚くなっている気がいたします。
    とても良い雰囲気。
    だけど……モンちゃん、モンちゃんはどこに?
    兄上様、空の向こうで何やら悪寒を感じていないかな、と思ってしまいました。
    そして、文脈の流れがとても素敵です。さすがは松本さん!

    作者からの返信

    まめこさま
    コメントありがとうございます!
    境遇や悩みが似ているからこそてふは打ち明けられたのでしょうね。お互いに良い影響があるといいなと思います。
    モンちゃん、もうすぐ出てきます。
    お兄さんはきっとお家でクシャミしてますね(笑)
    文脈を褒めていただけて嬉しいです!