第14話 脇腹が痛い
これ、十月半ばの話なんですけどね、徐々に脇腹が痛くなってきて終いには呼吸するのもしんどいくらい脇腹痛くなっちゃったんですよ。それだけじゃなくて背中の方まで。
完全に背中なら肺を疑うし、左なら脾臓を疑うとこなんですけど右なんです。しかも下の方じゃないから虫垂炎は違う。右であばらの辺り……胆嚢か。
あ、でも肋間神経痛かもしれないしね。
わかんないし、素人が判断するのは超絶危険なので、かかりつけの内科に行ったんですよ。そしたら「あー、これ胆嚢かもね」つっていきなりエコー。
「あるある。なんかあるわ。これ総合病院行ってCT撮って貰った方がいいね。今すぐ行って。紹介状書いてメールで送っとくから」
そんなこんなで総合病院行ったわけですよ。凄いですね、行ったらもう紹介状が届いてて、すぐにCT。
ところが消化器内科の先生、変な事を言い出すんです。
「6年前にもこれCT撮ってるね。その時すでに胆嚢に石あるし、肥厚してるわ。慢性胆嚢炎だねぇ」
ちょっと待って、それ初耳なんだけど。以前CT撮った先生何も言ってくれなかったん?
「これ、取っちゃおうか? このまま温存してもいいけど」
いや、痛いから来てるんだよ、わかってくれよ。
「今からだとちょうど一か月後に手術できますけど、そこに予約入れといて、それまでにすごーく痛くなったら救急車呼んで緊急手術って感じでいいかな?」
いいかなもなにも無いでしょう。とにかくなんとかしてくれよ。
「石あっちこっち動くから、急に痛くなったり、全くなんともなくなったりするからね」
結局、それからすぐに痛みが和らいで「あれ? 余裕じゃん?」と思って過ごしてたんですが手術二日前に痛くなりました。でも我慢できる範囲だったしね。我慢したよ。おいら偉いよ。
手術終わって二週間経ちました。まだ傷跡にテープついてます。勝手にはがれるまでとってはいけないそうです。
毎日お風呂に二回入ってるし、半身浴状態で一時間とか入ってるのに取れないよ。普通の人はもっと時間かかるのかな。
おへそのところに空けた穴を縫ったところが引き攣れてまだ痛いです。パンツもズボンもみんなおへそラインにベルトとかゴムとか来るんだよね。いてーよ。
この話、続きます。
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