第24話 きららさんに勉強教えてもらった話

私の名前は川村アオイ。今、図書室で勉強しているところだ。


昼休み——。教室が騒がしくなって集中できそうにないから、弁当を屋上で食べ、四階の図書室に入っって復習している。


ここにはきららさんという図書室の守護霊的な存在がいるが本人が言うには、放課後にしか出てこないらしい。

なので貸出場所には図書委員の先生が座っていて、利用している人は私以外にも三人‥‥いる。

本を読んでいる人や、私と一緒で、勉強している人。

まぁ、昼休みの図書室なんて利用している人は変わらないけど。


やっているのは、漢字の勉強。

魑魅魍魎ちみもうりょうとか東尋坊とうじんぼうとかを知らない漢字を永遠に書いている。

私は漢字は苦手じゃないから困ることもなく書き続けた。


真菜は今頃、姉ちゃんと一緒なのだろう。

───前に告白があって以来は姉ちゃんの距離も少しずつ!だと思うが縮まって、少しずつ!だが多く話すようになった····と思う。

他愛もないの話だけど。


昼休みの終わりのチャイムが鳴がなり、私も含めて、全員片づけて、自分の教室に戻るように図書室を出だのだった。

そして私も戻って教室に入って午後の授業が始まった。


翌日———。

朝、私はベットから起き上がって、部屋から出て行った。

言わなくても分かるが、料理担当は私なので早起きして朝食を作らなくてはならない。


ふと階段のほうをみると、少女が寝転がって目を開いたままゴロゴロしていた。


「おい──。邪魔だ─!」

私はさげすむような目で、少女を睨んだ。

だが少女は無視して、またゴロゴロし始めた。


私はまたぐように階段から降りて行ってリビングに入ったのだった。

朝食を作り終え、椅子に座り、黙々と食べていた。


今日の朝食は、フレンチトーストとサラダ、エッグとソーセージ。

朝食は軽めでいいと、私は思って食べていると、階段から降りる音がしてきた。


少女だ。

ドアの前でジーっと見ている。

無視、無視──。として食べていると少女はリビングに入ってきた。

私が作り置きした姉ちゃんの朝食の前に座った。


「いただきます。なのだー。」

少女は姉ちゃんの朝食を勝手に食べ始めたのだ。


その仕草はあまりに汚くって見てられない感じだった。

なのでちょっと注意した。

「パンくずこぶれているじゃないか。掃除するときに大変だから静かに食べろ。───そして、フォークの持ち方、グーにせずにこうして刺せば食べやすいぞ。」

少女の持っているフォークを自分の所に持って少女に教えた。


「よく噛んで食べろよ。それじゃ、私はそろそろ行くからな。」

私は食器を片づけて皿を洗い、もとに戻した。

そして、私は鞄を持って学校に向かおうとすると姉ちゃんがようやく起きてきた。


「アオイもう行くのか。」

「姉ちゃんの朝飯。あの子が食べたから、予備のほう自分で取って食べろ。───それと、また作りすぎたからあの子の分の弁当、テーブルに置いてあるから。どうせまた倉庫裏で食べると思うからいいだろ。んじゃ、行ってくる。」


そう言って学校に向かった。

姉ちゃんと少女はいってらっしゃいと同時に行って手を振って見送ったのだ。


今日も図書室で勉強している。

利用しているのは私一人、先生も職員会議で忙しいので勝手に使っていいよと言って使ってもらっている。

今日は英語をやっている。

漢字とは違い、ちょっと苦手だが、私は頭を抱えながら考えていると。


「what,isthis?(これは何ですか。)」

そこには、きららさんがやってきたのだ。

げっ、少女も一緒だ。


「英語の勉強ですかー。」

「そうです。ちょっと苦手な教科なんですよ。」

「Let,me,know,if,there's,anything,you,don'tunderstand,(分からないこと、教えてあけていきますよ。)」

「ん、ナニ」


きららさんはいきなり英語でしゃべった。

「Iwillsoeakin,English,sopleaseteachmeanb,drillitintome,(私が英語でしゃべりますので、それで英語を教えてたたきこみます。)」

「Exactly,(そうなのだー。)」


少女も英語でしゃべった。あいつ、英語しゃべれるのかよ。

私は早速、英語の勉強はじめたのだ。


次は日常会話の勉強をしていた。

私はふと疑問を持ってきららさんに聞いてみた。


「そういえばなんで私に教えようとしたんですか。」

だがきららさんは指で唇を突っつくように刺してジェスチャーをした。これの勉強の一部かよ。


「・・・ビ、B,Bytheway,w…whydidyou,…deoideto‥…teachme?(そ、そう、いえば、な、なんで、わ、私に、教えようと‥‥したんですか?)」

片言の英語を言うときららさんが流ちょうにしゃべり始めた。


「I,camtout,Iikethistothankyouforalways,comingtothelibrary,andforscaingeveryoue,

(いつも、図書室に来てくれたり、皆からにも脅かしたお礼にもあるのでこうして、出てきたのです。)」

あれのお礼なのか。ありがた迷惑だが、教えてくれるからいいかっと私は笑みを浮かべて黙って教科書を見て始めたのだ。


そして黙々として勉強しているときららさんが教科書を指をさしながら語ってきた。

「Firstofall,why,didthidbkyapplesand,makeanapplepie?(まず、何故、この子はリンゴを持って買い物をして、アップルパイを作ったのでしょう?)」

「appie'pie(ん、アップルパイ。)」

唐突に質問してきて私はキョトンとしてきららさんの顔を見たのであった。

続けてきららさんは語った。


「Didthemothermakeanapplepiewhihileshtwascookingdinner?(お母さんは夕飯を作っている最中にアップルパイをも同時に作ったのでしょう?)」

なんとかきららさんの英語がわかってきたが何故この質問をしたのか分からなく、私は頭を搔きながらとりあえず話しを合わしたのだ。

「Itinkshewasaskedtomakeanapplepieinsteadofpractisingcookingsoshe,boughtthtingredithhts,(お母さんか料理の練習の代わりにアップルパイを作るように頼まれて買ってきたんだと思う。)」

私は言うときららさんは教科書を指をさして。

「Thentalkabout,thisproblemwithatinmind,(では、そう思いながらこの問題を話しましょう。)」

「Gotit,(分かった。)」

私は理解して問題文を読んだのだ。この質問、関係なかったような気がするがまぁいいや。


「Ihelped,around,the,house,by,goingto,the,super,market,to,buy,5,apples,and,pie,crusts

Mymomsaib,"Iwant,youtomake,an,applepie"so,Iputonan,apron,and,mixed,water,salt,ahdgranulated,sugarwell,then,added,butter,and,caktflour,Aftermatking,the,,dough,Irolled,it,outtoa,widthof29,cm,and,athickness,of2mm,Today,IaddedaImondcream,and,cream,and,carame,Iized,apples,and,bakedit,in,the,ovenat,180℃for55,minutes,itwa,sdone,


Mymom,washappy,and,said,"Youdida,great,job"aswegatheround,the,tabletoenjoyit,


(家の手伝いにより、スーパーに行き、リンゴ五個、パイ生地の粉を買ってきた。お母さんに「あなたはアップルパイを作ってほしい。」と言うと、エプロンを着て、水、塩、グラニュー糖でよくませて、バターと薄力粉も混ぜた。

生地を作ったら、うち、上下を伸ばし、幅二十九cm、二mmの厚さで。

今日はアーモンドクリームとリンゴをカットをしたカラメリゼを加え、180℃オーブンで55分焼いたら、完成。)


お母さんは「よくできたわねー」と喜んで、食卓に囲んだ。」

「うまくしゃべていて、大丈夫でしたよ。」

「良かったなのだ。」

きららさんは肩を優しくポンと叩いて、笑顔で言った。少女も飛びながら言ったのだ。お前何もやっていないだろ。


「では、次の問題も行きます。」

そう言うときららさんは次の問題を指さしたのだ。


「そろそろ時間だね。今回はこれぐらいにしましょう。」

きららさんは立ち上がって一息ついてから言った。


「ありがとうございました。たぶんですけど、少し英語話せるようになったと思います。」

「良かったです。」

「良かったなのだ。」

少女も飛び跳ねて喜んでいた。

「お礼にアップルパイでも、作りますので。」

「是非食べてみたいです。」


チャイムが鳴って私は礼を言って教室に帰っていった。

きららさんは手を振りながら見送ったのだった。


後日—————。

今日は早めに登校していると真菜が珍しく来ていた。

「おはよう。アオイ。」

なんでこんなに早いのか聞こうとしたら、すぐさま真菜が言ってきた。

「あれ、その紙袋は。」

「ああ、今から————。きららさんにアップルパイをあげようと思っているんだ。」

「珍しいこともあるもんだな。だったら私も行く。」


こうして私たちはきららさんのいる図書室に向かったのだ。



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