第7話 太陽の消えた月


ひーちゃんのお別れ会は同学年のほぼ全員がが集まって行われた。


そんなに人数の多い学校ではなかったけれどそれでもひーちゃんがどれだけすごかったのか改めて感じさせられた。 



4月 中学校入学式


そんなひーちゃんとのお別れから早くも1ヶ月

気づけば中学生になっていた。


ひーちゃんがいない生活はかなり退屈でつまらない。


今まではひーちゃんが話しかけてくれてそれに応えて一緒に笑い合っていた。でもそのひーちゃんはもういない。


でも、ひーちゃんがくれたコミュニケーション能力はかなり役立っている。


入学式が終わる頃には初めて会う人たちと少しだけ話すようになれた。


ひーちゃんが残した言いつけ、まずは人と仲良くすること。正直これが1番難易度が高いと思っていたけど意外と大丈夫っぽい。


ひーちゃんと再会した時に胸を張って笑えるように頑張らなきゃ。




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