第3話今の現実
別世界から来た。
そう聞かされて。最初は信じられなかった
別世界の住民だなんて。
まだ昨日話してた事が忘れられないの。
違うよ。出会いの事を思い出してたの。
まだそれから数日も経ってないって
まだ信じられないなーって。
漫画やアニメの登場する人物ばかり
思っていたけど。
ここに実際にいるんだよね。
考え深い出来事だよ。
あーそっか。
私もまだ夢見ている感覚。
今頃何してるのかなぁ。
ずっと図書館に通ってたりして。
いらっしゃいませー
何ここ。
お客様は初めてすっか。
ここはコンビニすっよ。
食糧倉庫とか?
日常品?
どれも初めてみるものばかり。
お客様はお金をお持ちっか。
それがないと物が買えないっすよ。
それがないと捕まってしまうっす。
もし仮にそれが起きたら近くに警察署があるんで秒で飛んできやす。
そのお金が貯まったらまた来ます。
またのご利用お待ちしてるっす。
ありがとうございやした。
つまり物を手に入れるにはそのお金が必要
そのお金を手に入れるには
働かないといけない。
人とは不便な生活を送ってるんだね。
それだけ物に限界があるって事か。
魔力とは違い無限じゃない。
大変。ここでの生活を生き抜くのは。
そうなんだ。コンビニもそうだけど、
どこか通うだけでもお金は
発生しちゃうからなー
買い物は私が行くから。心配しないで。
迷惑かけるんじゃないの?
ううん。これは。私がやりたい事
不満でやってるわけじゃない。
私。一人っ子だから
賑やかな生活は憧れだったし。
一人も三人も変わらない。
私が学校に行ってる間
近くの建物や自然の散策にでもしてて。
ずっと家で待ってるだけじゃ
暇でしょ。
一個言っておくね。
坂道が多いから転ばないように
気をつけてね。
上り坂は辛いと思うけど。
ゆっくり歩けば大丈夫。
未知の探索は面白いよ。
驚きや発見もたくさんあるし。
ここから下っていけば隣駅まで歩いていけるけど、かなり距離があるけど、
こことは違う新鮮さもあるのも
間違いない。
もし行く機会があったら行って見てね。
普通は電車で行くもんでしょ
歩いて行く人なんて、根性がある人か
歩くのが好きな人だけよ。
長坂駅から日野春駅までは
電車で5分。片道200円で行けるから
気楽ではあるけど、電車の時間を
待たないといけない可能性はあるけど、
楽だよ。
私そのオオムラサキセンター?
に行って見たい。
あそこは虫がたくさんいるけど大丈夫?
虫なら大丈夫だよ。
そうならいいけど。
オオムラサキは蝶なんだよ。国蝶と呼ばれる
ほど有名な蝶だから見に行ってみれば?
駅からはそんなに距離はないから
通いやすいと思うけどね。
二人は行かないの?
私は虫苦手だから。
虫が怖いんだ。なんか意外。
Gなんてみたくもない。
汚い部屋とかに現れる虫なんだ。
ほとんどの人に嫌われてるって
思うくらい、名前を出したくないくらい
その虫は略される事が多い。
虫の好きな人なら天国の場所だよ。
幼虫もいたり、虫の模型もあったり
するから。体の作りとか勉強出来る
場所では、あるんだ。
ここの自然とか、ここ周辺に
生息してる動物とかも
分かりやすく説明もあるから
生態もわかる。
まさに学べる場所なんだ。
なんかますます行きたくなったなー。
お金が貯まったら行ってみようかな。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます