34話。
第一階層・
第二階層・
第三階層・本拠兼
これから戦力が増えていくことを鑑みると同じ種族でも構成を変えて階層を二つに分けたり、他の種族を混ぜた混成階層を作るというのも……まだまだ夢が広がっていく現状に興奮を隠せない私が居る。
オリゴスから来た連絡の内容は『試したいことがある』とのことだった。まだ短い付き合いではあるものの寡黙なイメージがある彼からそのようなことを言われるとは予想外ではあったが、最近は
第二階層となった
物思いに耽っている私に早速
肝心の『試したいこと』というのは、
これまでは私が自ら召喚をすることで数を増やしていたが、他の実験との兼ね合いもあり全ての力を此処に注ぐことは出来ていないのが現状である。しかし、オリゴスが自らの能力を把握するにつれて私と同じようなこと……つまり、無から
本人が語るにはダンジョンには
これ以上物思いに耽るとオリゴスを置いて死霊術の世界に旅立ってしまうため、早速オリゴスとの共同実験に取り掛かる。まずはオリゴスが出来るようになったという無からの
オリゴスが手を前にかざすと黒き鎧が黒紫色の靄に包まれたかと思えば、その靄が目の前の地面へとゆっくり吸い込まれていく。少しの間靄を取り込み続けた土は途中で吸収を止め、ぼこっと盛り上がり始める。そして白い骨の腕が土を突き破った後、ごく一般的な
おお……本当に
『試シタイコトハ、コレデハアリマセン』と。
てっきりこれが私の前でもしっかりと発動するかどうか、の確認かと思っていたが……私は少し仲間を侮っていたらしい。彼曰く、その試したいことと言うのは『私とオリゴスの力を合わせて召喚した場合どうなるのか』ということだった。
その言葉を聞いて私は頭の中の殻が一気に破壊されたようだった。私は死霊術というのは全て一人の術者が単独で行使するものだと思い込んでいた。これは決して以前の私の周りに人がいなかったという訳ではない。断じて違う。事実、死霊術を学ぶにつれて周囲から人は居なくなっていったが、助手はある時期まではいたからな。断じて私の交友関係が問題ではない。
しかし……なるほど、それは確かに試したくなる気持ちも分かる。実際オリゴスからの提案を聞いただけでワクワクしてきた。召喚される
そもそもどうやって二人で召喚術を発動するんだ?
────────
お待たせしました、34話の更新です。
無事体調は良くなりました。ご心配をお掛けしました。
ついでに調子に乗ってカクヨムコンに登録はしましたが、10万文字書ききれるかな?と正直不安ではあります。
まぁ間に合わなかったら間に合わなかったで自分の好きな物を書いてるだけなので構わないと思っていますし、今後もまったりとお付き合い頂ければ幸いです。
今後とも拙作をよろしくお願いいたします。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます