4話。
私は絶頂しかけていた。いや、絶頂していたかもしれない。いや、絶頂し続けているかもしれない。今私に肉体があったとすれば、目前に広がる素晴らしい光景を見ているだけで生娘のように頬を赤らめ、永遠に眺めていられることだろう。
現れた一匹の
「はあ……はあ……私の一部がこの
そして存在しないはずの涎がじゅるりと垂れ落ちそうなほど、
まず一つ目、全ての
そして二つ目、骨の性能が高い。これも本来は死んだ人間由来の物故か、少し朽ちていたり脆い箇所、死因となった箇所は最初から破壊されている、という弱点となる部分が必ず存在する。
そして最後に三つ目。これが一番の問題、いや素晴らしい点なのだが……明らかに知性がある。最初はただの確認作業だった。一番初めに召喚した
「これは……素ンっっっっ……晴らしいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
素晴らしい!実に素晴らしい!これは研究のし甲斐がある!非常に素晴らしい!
想像するだけで妄想が止まらない。私のこれからの薔薇色の人生、骨生?はきっと楽しいことで満ち溢れているでしょう。さあ、次の検証を始めなくては……。
────────────
お気づきでしょうが、彼の口癖は「素晴らしい!」です。
興奮すればするほどクソデカボイスになります。
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