殺し屋(140字の小説) 二篇
ボーン
第1話 殺し屋 N
「俺の背中に立つな」と云う彼は有名な殺し屋だ
凄みのある声が私をビビらす
苦味走った凶悪な顔が目の前にある
「そんなに、近づくとは良い度胸だな」
と、彼は銃を手にするが、
私は男の顔を素早く引っ掻き逃げた
私の爪には猛毒が塗ってある
私は調教された猫の殺し屋
今日も成功、殺した!
報酬は秋刀魚だ。
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