えふ記

えふ

第1話初めまして。

多分これを読んでくださってる人は、自分の小説を読んでいただいてると信じている。いつもありがとうございます。


自分は、X(旧Twitter)では年齢不詳ということになっているが、まぁここに来てる人は高校生であることまでは把握していると思う。ここでは自分が思ったことや感じたこと、考えていることを書くだけの場であるだけなので、特に深く考えないで読んでいただけると嬉しいです。


今文化祭の片付けをしている。先週末に文化祭があり、その装飾をバラし教室を元通りにするという時間。昼休み後には閉会式があり、表彰もある。かなり大きい1日でもある。


文化祭準備は夏休み、いや1学期から始まっていた。企画決めをし、企画書を書き、夏休みの予定を立て、そして夏休みに実行。当日遊べる代わりに夏休み働く人も設けた。設けはした。自分も行える日は毎日学校で作業をし、実行委員からは認知されるほどになった。それは友達なんだけど。


自分という人間は、人に流されやすく計画性もなく、人望も無い。不器用でビビりで、正直クラス企画の責任者には到底向いてない性格をしている。これは謙遜とか全くなくて、本気で言っている。


夏休み初日、ブルーシートを敷くことが必要になるため、机をずらさなければならなかったのだが。来たのは女子2人。戦力にならないわけではないけど、男子が来るよりは圧倒的に力が弱かった。


そこからも、装飾係の半分以上は来ることがなかった。当日も働く人が沢山手伝ってくれて、それはすごくありがたかったし嬉しかったのだが。仕事を全うさないことが当たり前に通ってしまうことはおかしいと思うし、あってはならないことであると自分は思っていた。


ということで、来なかった人を当日働かせることにした。本人たちには伝えない。言って来るような奴は知らないし要らない。自主的に来ないとか、連絡すらないのはもう終わり。困るのはみんなだから自分には正直関係ない。企画柄かなり人手は必要だった。けど夏休み中に完全に終わることなく、2学期が始まった。


2日目と半分、文化祭準備として用意された時間。その日は授業が全くなく、完全に準備に回すことが出来る。ダンボールやペンキ、様々な道具を使いながら当日に向けて準備をしていた。夏休みこなかった人たちに、通達もした。


準備2日目、前日は半日であったものの、人が居るということだけで進んだ時に、夏休み装飾担当なのに来なかった―――いや正確には10分もないくらい1人だけ―――女子2人がフォトスポットなるものを作りたいと言い出した。それ自体は1学期から聞いていた話ではあって、夏休みがあればとっくに終わっていたであろうもの。ここでダメと言って空気が悪くなるのは避けたかったので、許可を出した。


準備最終日、絶対終わらなそうになり、おまけにお金も足りなくなった。それに費やし続ければ教室装飾が終わらないのは目に見えて分かった。お金も足りないのなら尚更。買い出しでそれを作る毛糸を買い足してもいいか、ということを言われた。自分はそれに時間を使うのは勿体ないと言った。確かに不服そうではあった。


その電話が切られてて少しして、こちらにやって来て、やはり出来ないかと言われた。自分としては、夏休み来れば終わったのは確かでそれは紛れもない事実。約3週間あったのだ。全て部活があったとは思えない。SNSで楽しそうな日常を24時間のみ見ることが出来るあれで見かけた。それを知っているから、自分はすごくイライラしていたし本気で怒りたくなった。


自分は自他ともに認める温厚なタイプ。基本怒らないし感情の起伏は大人しい。いや、大人しく見せている。泣いたり叫んだりなんてしないし、いつもニコニコするように心がけている。表立ってなにかするような人でもなかったので、そもそもクラス代表をやっていること自体が珍しい。


そんな自分が、初めて家の外で強く物を言った。自分はイライラがMAXに到達すると泣きそうになるのだが、まさにそれに近づいていた。口論みたいになっていたのは申し訳ない。ただ、怒鳴らなかっただけ許して欲しい。あの状況、自分が言いくるめるなんてことは出来るわけが無いし、ものすごく感情が溢れ出そうになっていたのに怒鳴るということだけはしなかった。そこまでしてしまうと教室内の雰囲気が壊れてしまう。


簡単に結末だけ言うと、それはギリギリ間に合ったがすごくお金もかかった。時間も。当日に作り終わった。それがあったお陰で、装飾は間に合わないしオープニングセレモニーには到着が遅れるし。良いことは無かった。むしろ今探して見てほしい。撮った人もいるわけが無い。クオリティは低いし、備品が足りないとなったし。


前日の夜にシフトを組んだ。公欠と部活の出し物の組み合わせがめちゃくちゃに悪くて、純粋に難しかった。スマホの時間も色々制限されているのもあり、終わらなかった。


朝教室に行けば文句を言う男子が居て、じゃあ全部お前がやれよと言いたくなったけど飲み込んだ。言うべきものじゃない。立候補したのは自分だ、と。


自分は当日シフトを入れなかった。友達と遊び尽くした。尽くすほどでは無かったけど、自分の教室にはほとんど行かなかった。行きたくなかった。他クラスの方が居やすいし、話せる人が多い。気が合うのは3組と4組。偶然が必然か、両クラスとも自分のクラス―――2組―――とは離れていた。だから入り浸っていても大丈夫だった。


元々存在感がないので、ちょっとやそっとの状態では普通に居続けることは用意。溶け込むことが出来る。去年は生徒会室でちょっと過ごせたからもうどこでも出来る気がしてる。企画で遊ぶことはひないけど、勝手に居るだけ。友達に2回購買にパシられたから2回目で自分の分のポテトも買ってやった。何故か自分用のお小遣いを貰っていたようだから大丈夫。


今日はそんなことが出来ない。けど逃げたい。こんな空間に居たくない。自分は自分のクラスの空気感というか、一軍がとても苦手。 例のフォトスポットの人たち。本気で苦手。無理。という事で廊下で片付けをしていた別の女子グループ(3人)に紛れて片付けをしていた。


自分に労ってくれる子と、何も言わない子と、そもそも関わりが無いから話さない子の3パターンある。3人の女子グループといつも一緒に居る子は自分が夏休み毎日やっていた事を知っているから労いの言葉をくれる。すごく嬉しい。後者2つは、それを全く知らない来なかったヤツ。まぁそんな人達に言われたところで何とも思わないし、てかじゃあ来いよって思う。


今備品移動の待ち時間で、3人の女子グループがほうれん草ゲームを始めた。それをきっと横目で見ていたであろう一軍が始めた。なんだろう、自分がやっていた事じゃないけどあたかも私たちがこれを思い出したんですよ、という風に始めたのがどこかイラッとする。


自分はあいつらと仲良く出来ないんだ。

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