第97話 学校巡りの再開
本日2話目ー。
間違えないようにねー。
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「2はやはり名作である」
「だんちょ〜が美人好きになった理由も分かるよね〜」
結局一週間で2までしかクリア出来なかった。
桜はプレイしてないが、ストーリーに夢中でずっと一緒にリビングで見て楽しんでいた。
自分の好きを共感してもらえるのって嬉しいよね。オタクの気持ちも分かるってもんさ。
今日から学校巡りを再開するという事で、早速空港に向かっている。
日本に居るからゆっくりしてて良いと言ったパイロットの人達には申し訳ない。
そういえば国内で遠出する時にも飛行機を使うのを忘れてました。
車の中の道中でも龍が如○談義は続く。
「4では俺が大好きなキャラも出てくるんだよなぁ。出来れば桜にその人も見せてやりたかったぜ」
「えぇ〜楽しみ〜! あたしは真○の兄さん推しだけどね〜」
ああ。あの人も良いよね。俺も好き。
秋○さんが一番好きだけど。
「あたし歌舞伎町に行ってみた〜い! 神室町のモデルになってるんだよね〜?」
「あ、俺も気になるな。聖地巡礼してみるか」
問題は100年以上経ってしまってる事だけど。
神室町は結構忠実に再現されてたみたいだけど、果たして今でも残ってるのか。
時間がある時に行ってみたいもんだね。
自家用ジェットを飛ばして向かったのは広島。
ここには中国地方出身の探索者が集められているが、人数は少ない。
能力に覚醒しても探索者になろうって人があんまり居ないみたいなんだよね。
俺のお陰で来年からの応募は増えてきてるらしいが。自分の命をチップにするのはやはり嫌という事でしょうかね。
ラノベや物語みたいにみんなこぞって行く感じにはなってないっぽい。
「当初はたくさん居たんだよ〜? でも予想以上に死亡率が高くて敬遠されちゃったみたいなんだよね〜」
「ほーん。現実主義者が多いんだな」
「お金を稼げても死んだら意味ないからね〜」
5級とかで死ぬ方が難しいと思うんだが。
で、5級をパーティーで攻略しても一般人の年収ぐらいは稼げる。
ビビる方が勿体無いと思うのは俺が強いからなんでしょうか。
これからの探索者達の成長に期待ですな。
「そしてその為に俺達が学校巡りをしたりして、探索者業界を活性化させると」
「言い方は悪いけど間接的に死にに行けって言ってるようなもんだよね〜」
「いや、調子に乗らなかったらちゃんと稼げるようになるはずだよ。禁忌領域みたいに想定外もあるだろうけど」
だから俺は何度でも口酸っぱく調子に乗るなと発信していくつもりだ。
俺が調子に乗ってるんじゃないかというのは言わないようにお願いしますね。
流石にB級レベルなら調子に乗ってても勝てるので…。逆にこれぐらいの攻略で調子に乗ってて恥ずかしいまであるよね。
「おやおやおや? 東京の探索者より優秀では?」
広島の探索者学校を見学してしばらく。
一年生は座学メインだから、面白い能力持ちが居ないかを軽くチェックしただけだけど、実技を練習している2.3年生は東京の卵たちよりも優秀に見えた。
「織田さんが東京で教えられた事をこちらで早速実践してますからね。少しずつ効果が出てきてるのではないかと」
「あ、なるほど。俺がフランスに行ってたせいで少し時間が経ってるもんな」
「『剣術』持ちとかの術理系の人達の動きが見違えるように良くなってるね〜」
うむうむ。
教えた甲斐があったというものだ。
数年後にはきっと活躍してくれてる事だろう。
この調子で探索者の卵達が育っていけば、俺が引きこもれる日も近くなるってもんだ。
その調子で頑張ってくれたまえ。俺のために。
「ふぃー。こればっかりは何回やっても緊張するな」
「お疲れ様〜」
締めの講義を終わらせて一息吐く。
講義が終わった後にも軽く交流はしたけど、それよりも講義は緊張する。
そろそろ俺の会話デッキも無くなってくるんだけど。どうしたもんかね。まだ二回目なのにさ。
「適当ぶっこいてるだけで勝手に納得して感動してくれるんだもんな。やっぱりイメージって大事だぜ」
「実態を知ったら幻滅される事間違い無しだろうね〜」
「ふっ。甘いな。罰ゲームで土下座しても俺のイメージは下がらなかったんだ。もはや俺は無敵と言っても過言ではあるまい!」
「ギャンブルクソ雑魚ナメクジにもファンが居るって末期だよね〜」
あれでファン離れをすると思ってたんだけどな。
何故か逆に増えた。それも海外から。
なんでだろう。土下座が良かったのかな? それなら何回でもするけど。
「よーし。とりあえず後三日は滞在する予定だからな。広島を練り歩くとしようぞ」
「いっぱい食べちゃうぞ〜!!」
広島って何が名物なんだろうか。
広島焼きぐらいしか思いつかないんだが。
あれもお好み焼きとの違いがいまいち分からないしさ。こんな事言ったら怒られるかもしれんが。
スマホさんで検索してみるとしますかね。
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